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伊勢市グルメの新勢力 伊勢まぐろを食べずして伊勢は語れない

三重県の伊勢市は伊勢神宮にて有名ですが、なにも20年に一度の遷宮の年だけ盛り上がっているわけではありません。

伊勢市は観光資源と共に、食べるべき食材にあふれている食べることが好きな人にはたまらない都市となっています。

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↑伊勢神宮

 

伊勢市のグルメ 伊勢エビ・伊勢うどん・赤福・へんば餅だけでなく、伊勢まぐろもあります。

 

伊勢は少し思い返すだけでも、伊勢海老、伊勢うどん、と言った伊勢の地名が付いた名物もあれば、赤福やへんば餅といった、甘味の有名お土産も思い出されます。

 

しかし、最近急上昇のご当地グルメと言われれば、養殖マグロである伊勢まぐろの名前が挙がってくるのではないでしょうか。

 

 

稚魚から三重県産!神の海で生まれ、神の海で育てた、神のまぐろ

 

この伊勢まぐろに強いこだわりを感じるのは、稚魚の産地から三重県を貫いている点です。

稚魚の採取地は伊勢近郊の海にて採取された稚魚達を集め、そこから養殖を行っています。

養殖を行う場所も伊勢市近郊の海ですので、まさに伊勢神宮がある伊勢市の神の海で生まれた稚魚をずっと育てきるというとても縁起の良いまぐろなのです。

 

↓伊勢まぐろの稚魚産地

  • 志摩市安乗管内
  • 浜島管内
  • 南伊勢町神前浦管内
  • 大紀町錦管内
  • 尾鷲市須賀利管内

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出典:株式会社ブルーフィン 2014年2月養殖履歴書

 

稚魚の産地から三重で統一しての養殖マグロの生産は強いこだわりを感じます。

多くのご当地名物的な海産物は、水産物の表示のルールに基づき、最終的な養殖値が表記されるのみです。

稚魚は他の県のモノを購入して、養殖は○○県。結果、○○県名物!としている事が多いですし、それは決められたルールの中ですので、全然良い事なのですが伊勢まぐろは勝手に稚魚の生産地にもこだわってくれています。

 

○ 養殖水産物の場合、種苗(稚魚等)生産地と、養殖地が異なる場合がある。

[現状:養殖地が原産地]

(例:香川はまち(九州から稚魚を入手し香川で養殖)、愛媛かき(広島から稚貝を導入し愛媛で養殖))

出典:厚生労働省:水産物の表示について

 

完全、三重県産の養殖マグロと言えますので、三重に来たらやはり食べるしかない食材なのです。

 

わずか3分での神経・内臓除去。食べるために作られた伊勢まぐろは鮮度抜群

完全に食べられることを目的に作られている伊勢まぐろは、出荷の手際も鮮やかです。釣られてからわずか3分の間に、神経・内臓・エラの除去がなされ急速に冷やしていきます

伊勢まぐろ漁場は、日本のクロマグロ養殖漁場のなかでも最北東に位置します。暖かい黒潮と紀伊山地からのミネラルを豊富に含んだ海水が混ざる恵まれた漁場環境です。加えて、冬場の海水温が低いため伊勢まぐろは余分な脂の少なさが特長。引き締まった身は天然に近い身質です。

出荷の際は、【釣上げ→電気ショック→血抜き→神経除去→内臓・エラ除去→魚体冷却】の行程をわずか3分以内で行っています。また、減菌した0℃~2℃の冷却海水と砕氷を循環させた魚槽内で、5時間以内に芯温を5℃以下にして冷やし込みをしています。

このような徹底した生産管理によって生産・出荷された伊勢まぐろは、臭みのないコク深い赤身と、さっぱりした脂がのったトロ身がおいしく、なめらかな口どけが絶妙の味です。

出典:PRIDE FISH

神様がくれた海の幸(養殖ですが)という訳ですから、伊勢を訪れたときには食べなければならないグルメの一つであることは間違いありません。 

 

三重県は、まぐろの漁獲高ランキングでも全国上位の県

意外に知られていないのが、三重県のまぐろ漁獲高です。農林水産省の統計データによると、三重県のまぐろの漁獲高は「全国6位」です。

 

青森県などのマグロのイメージが強い県がランクインしていない中、伊勢海老やアワビななどの海産資源のイメージが強い、三重県の方が上位のランクにて君臨しています。

 

平成29年度まぐろ漁獲量都道府県順位(7位まで)  ※単位100t

  順位 小計 くろまぐろ みなみまぐろ びんなが めばち きはだ その他のまぐろ類
静岡 1 300 6 9 48 44 193 0
宮城 2 187 10 10 33 60 74 -
宮崎 3 185 2 - 114 22 46 0
高知 4 164 3 1 90 39 32 1
鹿児島 5 129 2 13 26 50 37 0
三重 6 115 6 - 48 23 38 0
東京 7 101 1 - 0 20 80 -
沖縄 7 101 2 - 23 36 33 7

出典:農林水産省 平成29年海面漁業生産統計調査データを加工

 

土地土地での名物を食べたい人にとっては、重要な食材であることが分かると思います。

 

伊勢まぐろは赤身もうまかった。もちろんトロも蕩ける味わい。

実際に伊勢まぐろを食べてみると、赤身の味の柔らかさに驚かされると思います。

もちろん味は個体差があるので全てに該当するわけではないと思いますが、赤身が嫌な鉄臭さがなく食べやすいことに大きな驚きを感じてもらえると思います。

 

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また、養殖ということで脂分を多く含むトロの部分は、均等に脂がのっており、これまたおいしく食べることが出来ます。

変なトロだと筋が気になることが多くあるのですが、そういった事は数回のチャレンジにおいては全くなかったです。

良い表現を思いつきませんが、良くも悪くも刺身の味が均等で安定的な味わいを楽しむことが出来ました。

 

伊勢まぐろを強烈にプッシュしている三重県漁業協同組合連合会の公式HPから、伊勢まぐろを食べることの出来る店舗紹介が有りますので、伊勢に訪れる際には是非、伊勢まぐろにチャレンジしてみてください。

 

↓伊勢まぐろを食べることが出来るお店達。蕩けた。

『伊勢まぐろ』店舗紹介

 

 

数多くのご当地グルメがある中でも、産地からこだわっている合当地グルメ食材は稀です。その様な視点で考えても伊勢の土地で生まれ育った伊勢まぐろは貴重な食材ですので、伊勢神宮参拝、出張、その他観光の際には食べるべき食材であることは、間違いないです。

 

 

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