北海道の釧路市がテレビ番組などで特集されると、必ずと言っていいほど取り上げられる食べ物があります。
それが、「勝手丼」
釧路の和商市場に赴き、勝手丼を好き勝手につくったらいくらかかるのかを実践してきました。
結論
勝手丼を一日3杯食べたが、値段を気にせず自由勝手に選んだ結果2,500円~3,200円ほどだった。
海鮮丼として考えると割高に感じるかもしれないが、自分の好きな具しか入っていないので満足が高い。
釧路名物の勝手丼とは?北海道三大市場のひとつ和商市場で食べることが出来る、自分で選ぶ海鮮丼。
勝手丼とは、釧路駅近くにある和商市場内で食べることが出来る料理で、市場で売っている具を自分の好きな具だけ選んで乗せることが出来るという夢のようなモノ。
釧路の和商市場に入れば、すぐに勝手丼の文字を見つけることが出来ます。一つのお店ではなく、市場内の複数のお店で店頭に魚の切り身やカニ、貝がおいてあり、自由に自分で選んで海鮮丼を完成させるシステムです。
勝手丼を食べる方法は簡単です。全部で3ステップです。
勝手丼を食べる方法は簡単。まずはご飯を購入しましょう。
まずは、市場内に在る「勝手丼用のご飯を販売しているお店」にてご飯だけを購入しましょう。
調べてみると和商市場内には複数のご飯提供のお店がありました。総菜屋さんが提供していたりと、海鮮をのせるお店とは異なる店がご飯提供している点だけ注意してください。
↑わたしは、大内商店さんで購入しました。
ご飯を購入したら、目当ての店に並びましょう。流れに沿って具を選んでいきます。
私も利用するまでは勘違いをしていたのですが、当初勝手丼はいろいろな市場内の店を回って、その店ごとのキラーコンテンツ的な具を購入して廻り完成させるのかとおもっていのですが、
実際には一つの店舗で海鮮丼を完成させてしまう方が多いです。むしろ、回っている人見つけられなかった。
また、利用してみると別に一つの店で購入してしまっても良いかな、、とも感じてきたので、それぞれ海鮮丼は一つの店で完結する形で購入しました。
各お店トレイが渡されるので、そこにご飯を乗せ待機。自分の番がきたら店の人にトレイを預け、ネタを指定し店の人がどんぶりに乗せてくれるシステムでした。
↑自分で具を取ると思っていたのですが、店の人がやってくれるのでとても楽。
最後は会計。計算方法は超アナログ。ネタを一枚一枚確認し計算します。
最後はそのまま会計へと突入します。
この時の料金算出方法が何ともアナログ。切れに盛り付けられている具材達をトングを使いながらかき分けて一つ一つ値段を確認していきます。
暗算で計算していないと、この時に初めて料金がわかるので大変です。注意しましょう。
とにかくたくさんの具が並んでいるので、迷いに迷ってしまいます。選んだものによって値段が大幅に異なります。
もちろん、高価な具もあれば安い具もあるので、選んだ具によって値段がかわるのですが、、、自分の思うがままに好きな具をのせた場合、だいたいいくらぐらいになるのか?が気になります。
ということで、値段を無視して目についた自分の食べたいモノだけを乗せまくったらいくらになるのかを検証してみました。
1杯目の勝手丼。
好きな具を自分勝手に選び作ってもらいました。
こちらの勝手丼の構成は
・ぶどう海老
・とり貝
・中とろ
・大トロ
・カマトロ
・ときしらず
・ほたて
・花咲ガニのふんどし
料金はご飯代金迄含めて 3,220円 でした。(たしか)
高額なぶどう海老を頼んでいることもあり、料金が高くなりました。
これを高いと感じるか、安いと感じるかは個人の感覚なので難しいです。
自分自身の好みの具材で埋め尽くされた海鮮丼など他の場所ではなかなか食べることが出来ませんので、私は安い!と思いますが、
価格重視の方であれば1食に3,000円オーバーというのはやりすぎ!と感じると思います。
実際に勝手丼を食べてみると、これは「うまい」ですね。基本海鮮丼ってご飯に魚たちをのせているだけでしょ?とあまり認めていない派の私も唸ってしまいました。
魚おいしいですね。釧路。
気付くと本当に一瞬で、まさに一瞬で勝手丼は目の前から消えてしまったので、2杯目を購入しに行くことにしました。
2杯目の勝手丼
1杯目で美味しかった具を盛り込みつつ、少しアレンジを加えてみる。
2杯目の勝手丼の構成は
・ボタン海老
・エンガワ
・ときしらず
・ほっけ
・サーモン炙り
・中とろ
・かまとろ
あと一つは思い出せません。
料金はご飯代金を含めて2,800円ほどでした。
1杯目でも食べた、ときしらず・中とろ・かまとろはレギュラーとして残し、あとは少しメンバーを入れ替えています。
ぶどう海老の味がよくわからなかったので、食べなれたボタン海老をたべ比較してみようと、2杯目は海老はボタン海老に変更しました。
これまた、うますぎる。
2杯めという事もあり若干マグロのトロの脂がきつくなってきましたが、それでもうまい。
特にときしらずは鮭が大好きという事もあり美味美味。おいしかった。
これまた、すぐに完食。
本当は2杯目で終わりにしようかと思ったのですが、自分が一つの店でしか食べていないことに気付いてしまい、、、まだお腹にも余裕があったので3杯目を食べることにしました。
3杯目の勝手丼
こちらの勝手丼の構成は
・うに
・中とろ
・サンマ
・ほたて
・なかおち
・ひらめ、だったかおひょうだったか、、、
そしてカニ
1杯目、2杯目に比べると少し少量にしました。
流石に3杯目になると、少し苦しかったですがそれでも「すごく満腹」というほどのレベルにはならずに完食。
料金は2,500円ほどでした。
3杯目はカニが高かった。
わかったこととしては、目についた自分の好きなものを頼むので、結局同じような構成になる点。
この勝手丼調査の前日に寿司屋で北海道的な魚介をたくさん味わっていたので、いまふりかえると、マグロが多いのが気になります。
しかし、良いのです。勝手丼ですから。好きなものをすきなだけ食べることがたのしいのです。(お金はその分払いますが)
そして、朝から勝手気ままにおのれの欲望に従い勝手丼を食べきってみて出した答えは、
勝手丼を一日3杯食べたが、値段を気にせず自由勝手に選んだ結果2,500円~3,200円ほどだった。
海鮮丼として考えると割高に感じるかもしれないが、自分の好きな具しか入っていないので満足が高い。
という事になります。
くり返しになりますが、自分勝手に作ってもらえる・鮮度のよい海鮮がふんだんに味わえるという点が付加価値であって、値段を求めるのであれば、他の選択肢のほうが無難です。
とはいえ、自分の好みで海鮮丼を作ってもらうという経験もなかなかに積めないはずですから、3杯は無謀だとしても1杯ぐらいは折角の釧路で味わっておいてもよいのではないでしょうか?
3杯食べると、もうこの日は何も食べられないかな?と思っていましたが、食べれば食べるほど人間の胃袋は大きくなるようで、他の釧路のグルメたちも腹いっぱい食べました。
料金については人によって難しいですが、
1,500円で梅
2,000円で竹
2,500円で松
ぐらいの感覚でいると間違いないかもしれません。