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嗚呼、、憧れの嶮暮帰島(けんぼっきとう)についに上陸。無人島探検は最高だった。

人生で一度はあってみたい人、一度は食べてみたいモノ、一度は行ってみたい場所。

皆さんにもあると思います。

私の中で、一度は行っておきたい場所の一つに、北海道厚岸郡浜中町にある無人島、嶮暮帰島(けんぼっきとう)がありました。

ついに仕事の合間を縫って嶮暮帰島(けんぼっきとう)に行くことが出来ましたので、嶮暮帰島(けんぼっきとう)への行き方を含め、素晴らしさをお伝えしたいと思います。

 

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嶮暮帰島(けんぼっきとう)への憧れは畑正憲(ムツゴロウ)さんの本を読んだのがスタート。

 

嶮暮帰島(けんぼっきとう)を知ったのは、高校生の頃に読んだムツゴロウさんこと畑正憲さんの本でした。

 

ムツゴロウの名で活躍されていた氏は「よーーーし、よし、よし」ぐらいしか皆さんの記憶にないと思いますが、この姿は仮の姿です。

 

ムツゴロウさんはすごい人。趣味である麻雀からそのライフワークまで、おそろしい人というイメージしかない。

 

 

東大の大学院から失踪した氏は、その後学研に入り、並行して文筆活動をおこない、有名になっていきました。

しかし、氏は虫歯は自分でナイフで歯茎を切って治したり、雑食日記という本では考えられないものを食べたり、モンブランやペリカン等の万年筆を愛し、書斎には万年筆が積まれていたなどのエピソードがあり、周りにいる人は大変だっただろうなと思うほどの強烈な人です。

 

氏の本を読めば読むほど恐ろしい人だという感想しか持つことが出来なくなります。

 

おそろしいほどのショートスリーパー。寝ない、絶対に寝ない。

 

中でも畑正憲さんのエピソードですごいのは「寝ない」ことです。

 

不眠不休で生物の観察を行い孵化する瞬間まで見続けたりと役だったりもするこの能力ですが、おもしろいのは畑正憲さんが得意とする麻雀にも生かされている点です。

 

昭和の麻雀が盛んだった時期に活躍されており、日本プロ麻雀連盟の9段と相談役を務めたりしています。「寝ない」という特性をいかし、雀魔王戦という不眠不休の50半荘の大会も開催し、もちろん他の参加者が眠くなって集中力が落ちる中、寝なくても良い畑正憲さんは第1回、2回目の優勝を獲得しています。

 

 

そんな畑正憲さんが、子供の教育のためとヒグマ飼育のために一年間住んだ無人島が嶮暮帰島(けんぼっきとう)です。

 

この嶮暮帰島(けんぼっきとう)での生活は、

  • ムツゴロウの無人島日記
  • 続 ムツゴロウの無人島日記

として文庫化もされており、もちろん当時の私は読み漁りました。

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当時、嶮暮帰島いつかは行ってみたいな~。と漠然と考えていたのですが、、、調べてみるとあるではないですか!嶮暮帰島へのツアーが。

思い立ったが吉日、さっそく予約して嶮暮帰島へ行くことを決めました。

 

嶮暮帰島(けんぼっきとう)に行くための手順をご紹介。

もしかしたら私と同じように嶮暮帰島(けんぼっきとう)に行きたい人がいるかもしれないので、嶮暮帰島(けんぼっきとう)への移動をまとめておきます。

 

東京からの移動を想定していますが、手順1の釧路空港までの移動はそれぞれのお住まいの土地からの移動に置き換えて考えてみてください。

 

嶮暮帰島への移動手順1 まずは飛行機で釧路空港に向かいましょう。

 

嶮暮帰島(けんぼっきとう)は北海道厚岸郡浜中町にあります。

 

 

まずは、最寄り空港になる釧路空港へ何としても到達してください。

調べてみると、2019年では釧路空港への飛行機は

  • 新千歳空港
  • 丘珠空港
  • 関西国際空港
  • 羽田空港

から飛んでいるようです。上記の空港近くに住んでいる人はそのまま直行できますが、近くでない場合は飛行機での乗り継ぎが必要になります。

 

手順1で既に難易度が高めです。

 

嶮暮帰島への移動手順2 レンタカーで浜中町を目指しましょう。

 

釧路空港からはレンタカーを利用して浜中町まで移動することが楽だと思います。むしろそれ以外の交通手段はないと思われます。

 

素直にレンタカーを手配しましょう。

 

釧路空港から嶮暮帰島(けんぼっきとう)がある浜中町までは、約1時間30分ほどの移動が必要となりますので、東京からで考えても、嶮暮帰島(けんぼっきとう)がある町に行くだけで一苦労です。

 

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東京から考えても、おそろしいほどに遠いです。

 

 

嶮暮帰島への移動手順3 浜中町についたらペンションポーチに宿泊してください。

 

浜中町についても安心しないでください。ほぼすべての人がその日のうちに嶮暮帰島(けんぼっきとう)に行くことは不可能だと思います。最短でも到着の翌日に最終移動することになりますので、この移動日は宿泊する必要があります。その時におすすめするのは、ペンションポーチです。

 

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理由としては、嶮暮帰島(けんぼっきとう)は現在認定されたガイドと一緒でないと入島できなくなっており、そのガイドがこのペンションポーチを運営されている瓜田さんしかいないからです。

 

もちろん、他の宿泊施設に泊まってツアーだけの参加も可能なのですが、ペンションポーチに宿泊すると夜に瓜田氏による浜中町・霧多布湿原、そして嶮暮帰島についてのレクチャーを受けることができますし、何より宿泊地=出発地になるため非常に楽です。

 

 

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嶮暮帰島への移動手順4 瓜田氏のツアーに参加し、船で嶮暮帰島(けんぼっきとう)に上陸する!

いよいよ最終手順です。瓜田氏が行っているツアーにて嶮暮帰島(けんぼっきとう)に上陸します。

移動はもちろん船です。

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ツアーは船の乗客上限の関係、実行するかどうかの判断もあるため事前に予約しておくことをおすすめします。

 

 

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船に乗っている間も浜中町のうにの養殖についてなどの説明を聞くことができます。

しかし、気持ちは既に嶮暮帰島(けんぼっきとう)以外何も考えられなくなっているはずです。

 

船に乗っている時間は10分~15分ほどと短時間です。

 

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そして、ついに念願の嶮暮帰島(けんぼっきとう)に上陸することが出来ました!!

 

移動手順をお伝えしてきましたが、何がいいたかったかというと「遠い」ということです。

 

嶮暮帰島(けんぼっきとう)にはなにがあるのか?結論としてはなにも無いです!

苦労に苦労を重ねて到着した嶮暮帰島(けんぼっきとう)ですが、なにがあるかと言うと、結論「何も無い」となります。

 

人が住んでいない島というモノがどのような状態になっているか?を確認する以外は何もないです。

 

 

ただし、畑正憲さんの本を読んだ人にはよだれものの場所を見ることができます。

 

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現在では植物に覆われてしまっていますが、この画像の奥の方の場所が畑さん一家が暮らした小屋があった場所との事。

という事は、つまりこの海岸線は時化の際にホタテが打ち上げられてきた浜ということがわかります。

じゅるり。

 

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干潮のときだけ姿を現す浅瀬の道。

ということは、この浅瀬を渡っているときに犬がおぼれそうになったり、畑正憲さん自身も危ない目にあったエピソードの場所という事です。

じゅるり、じゅるし。

 

よだれが止まりません。

 

氏の本を読んでいない人にはただの藪と土にしか見えませんが、読んでいる人にはたまらない場所が他にもたくさんあります。

 

通常の楽しみ方だと、ツアー最大のアクティビティはやぶの中を歩くこと。

 

このツアーの恐ろしい点は、畑正憲さんを知らない人にとって最大のアクティビティは、島のてっぺんを目指す徒歩になります。

そして、それは獣道及びやぶのなかを歩く、ということがメインコンテンツです。

 

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↑道です。

 

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↑道です。

 

つまり、長い間無人だったので既に昔歩いていたであろう道が無いので、自然の中を歩いて島の上部を目指すことになります。

 

 

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途中、瓜田さんからガンガンその辺に生えている木の実などを食べることをすすめられますので、苦手な人は注意してください。

 

約300mほどの高低差を制覇した後に広がるのは、無人の島からみる北海道の海です。

 

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私の撮影技術ではこの瞬間の素晴らしさを伝えられないことは非常に残念ですが、日所に素晴らしい景色でした。

 

この景気をみるためだけに参加しても良い思い出になるはずです。

 

私は約20年前からあこがれ続けた景色を実際に見ることが出来て、本当に感動しました。そしてわかったことは、体の動くうちに行きたい場所に行かないと、やりたいことをやらないと、いずれ出来なくなるという事です。

年取ってから無人島のぼるのは非常に厳しい。

人生的にも良い教訓が得られました。

 

何を食べるでもなく、何があるわけでも無く、ただただ生い茂る植物の中を歩くだけのツアーなのですが、最後の景色ですべてが最高の思い出になります。

畑正憲さんの本で嶮暮帰島(けんぼっきとう)を知っていた人も、そうでない人も是非行ってみてください。

ちなみにポケストップはありませんでした。

 

 

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