今や日本全国で食べられている日本発祥のパスタ「ナポリタン」
このナポリタンが誕生したお店が神奈川県の横浜市にあるのはご存知でしょうか?
本当にナポリタンを生み出したお店と、そこにアレンジを加えて現在のナポリタンを作り出したお店と二つのお店が、どちらも横浜市に有ります。
「センターグリル」はケチャップを使った、私たちが広く知っているナポリタンを作り出した元祖のお店となります。
ナポリタンの元祖は二つある。ナポリタンを生み出したお店と、ケチャップを使った今あるナポリタンを作ったお店。センターグリルはケチャップナポリタンの元祖。
少しわかりにくい部分を整理しておくと、ナポリタンの元祖といわれるお店は現在二つあります。
これは、よくある「元祖」を巡っての戦いをしているのではなく、明確に生まれた順番をわかっています。
ナポリタンの生みの親は、横浜市にあるホテルニューグランド・the CAFE(ザ カフェ)であることは間違いありません。
しかし、そのthe CAFE(ザ カフェ)で生み出されたナポリタンは、私達が良く知るケチャップを使ったナポリタンではなく、しっかりとトマトソースで味付けられたパスタなのです。
↑ホテルニューグランド・the CAFE(ザ カフェ)のナポリタン
そのホテルニューグランド・the CAFE(ザ カフェ)のナポリタンを参考に味付けをケチャップに変更したのが、センターグリルと言われています。
センターグリル側も、明確にナポリタンの元祖はホテルニューグランド・the CAFE(ザ カフェ)であることを広く公言しています。
「祖父・豊吉は、サリー・ワイル氏の経営する『センターホテル』(旧横浜居留地にかつてあったホテル)で料理人として働いていた経験があり、野毛に自分の店を開く際に、ホテルニューグランド名物のナポリタンを、当時としては入手しやすかったトマトケチャップで味付けして出したんです」
出典:食楽web
といっても、私たちが知りたいのはナポリタンができた経緯ではなく、今食べているナポリタンはどのお店で生まれたモノなのか?という点だと思いますので、当ブログでは、
- ナポリタン
- ナポリタン(ケチャップ)
と分けて、元祖・発祥のお店としています。
センターグリルは元祖のお店としては珍しく、「元祖・発祥」を売りにしていない。
そういった経緯もあっての事なのか、センターグリル側ではナポリタンを特に売り出している様子は見られません。
↑外にあるメニューにもナポリタンの文字こそあれ「元祖」等の文字は無い。
↑店内のメニュー内にもナポリタンをプッシュするような文言は無いです。
私などであれば、ケチャップナポリタン元祖のお店!とか書きたくなってしまう訳ですが、一切そういった記述が無い点を見ると、元祖や発祥に類するような言葉はつかってはいけない。といった約束がホテルニューグランド・the CAFE(ザ カフェ)側と結ばされているのではないか?と邪推してしまいます。妄想ですが。
メニューにある案内は、「出張パーティー専門店」であるという事。
元祖!とかは書いていないのに、メニューには面白事がプッシュされています。
なんとこのセンターグリルさんは、出張パーティー専門店だというのです。
当店は、出張パーティー専門店としてゆきとどいたサービス、心を込めたお料理をモットーとし、お集りの皆様にご満足の頂ける様、努力致しております。
出典:センターグリルメニュー
しかし、メニューを見ているという事は、センターグリルのお店の中にいて、この文章を読むことになると、「出張パーティー専門店」??と不安になってきます。
結論、全然専門店ではないのですが、不安を掻き立てられるのでお店側はメニュー表内の文章は見直したほうが良いと思います。
食べて納得。私たちが知っているナポリタンはここから始まっています。ケチャップの味がとても美味しいナポリタン。
食べてみると、センターグリルのナポリタンは非常に美味しいです。お店のこだわりである2.2mmのスパゲティは他のお店よりも太く、モチモチとした食感が良いですし、何よりケチャップと相性が良いです。
具も、「いつも見てきたナポリタン」という感じで、安心して食べることができます。私は普通盛りでしたが、大盛りもできるようですのでお腹が減っている人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ケチャップ、粉チーズそしてタバスコもかけて食べることができます。
このセンターグリルのナポリタンではthe CAFE(ザ カフェ)のナポリタンではかけることの出来なかった、タバスコをかけて食べることができます。(ケチャップ・粉チーズは最初にかかっている分です)
やはり、タバスコたくさんかけて食べたい!という方には、このセンターグリルのナポリタンはうれしいメニューだと思います。
センターグリルの商品はさまざまな飲食店とコラボレーションして商品化している、日本製麻のボルカノ食品事業部が製品化しています。
この横浜のセンターグリルのメニューたちは通販でも購入できるようになっています。横浜まで行くことは無い!という人は購入して食べてみてはいかがでしょうか?
製品化しているのは、日本初の国産スパゲティをつくった日本製麻株式会社のボルカノ食品事業部です。
この「ボルカノ」というのは、初の国産スパゲティにつけられたブランド名だったようです。センターグリルだけでなく、多くの飲食店の有名メニューをレトルト化していますので、家にいながら日本各地の名店の味が食べられるのはうれしいですね。
近くにケチャップを使っていないほうのナポリタンの元祖the CAFE(ザ カフェ)がありますので、二店同じ日に回ることも可能です。もっというと、ギリギリ歩ける距離にサンマーメンの元祖のお店達もありますし、牛鍋の元祖のお店もあります。