鹿児島出張・観光にて少しだけ時間が空いたんだ!という時には、観光がてら桜島フェリーに乗ってみるのは一つの手です。
24時間運航・料金は安い・所要時間は短いと、ちょっとした観光としてはうれしい要素が詰まりきっています。
そして、何より桜島フェリーに乗ったら食べなければならない、「やぶ金」のうどんを食べることが出来ますので、やはり最高の娯楽となると思います。
鹿児島市でのBleisure(ブレジャー)※に組み込んでも良いと考えています。
※Bleisure(ブレジャー)とはビジネス+レジャーを合わせた造語。ビジネス(出張)にて赴いた先で、休暇も楽しんでしまうという行動の事。出張休暇などともいわれたりします。
桜島フェリーは、24時間運航・片道160円の低料金・運行時間は片道15分ほど。最高の時間つぶしになるかもしれません。
鹿児島市と桜島を結ぶ船として、桜島フェリーという船が運航しています。
1981年に開業してからこれまで、地元の人の足としてずーーーっと、鹿児島市中心地と桜島を往復しています。
薩摩半島に位置する鹿児島市と桜島をつなぐ交通の重要なラインとなります。
↑桜島側から鹿児島市に向かっているときの画像です。
何よりこの桜島フェリーにて驚くのが、驚異の24時間営業、そしてその営業時間のおかげで実現する圧倒的な運行本数、所要時間15分ほどで降りるという良くも悪くもの時間の短さです。
桜島と鹿児島市の往復。という役割だけでなく、大隅半島側から薩摩半島に移動したい場合にも、この桜島フェリーを利用したほうが時間短縮になることが多くあります。
鹿児島県にとっては無くてはならない、交通の要ともいえるフェリーなのです。
この桜島フェリーですが、鹿児島市にて出張や観光で「少しだけ時間が空いてしまった」という時には、1時間程の時間を使ったアトラクションとしても利用できると思っています。
最高の利便性が実現する、錦江湾遊覧ツアーとしても使えるのです。
桜島フェリー内は結構空いている。売店も有るので急いで乗船しても困ることはありません。
桜島フェリー内は、運行本数の多さからでしょうか年間の利用客数は約16万人近くいるようですが、1運航あたりにならすと人で混み合っているという状況にはなっていません。
観光目的で利用しても、地元の人の迷惑にはならないと思いますし、なにより利用客数が少ないとフェリーも大変だと思うので(片道160円という安さですし)、どんどん利用してみてはどうでしょうか。
桜島フェリー内には、売店も有りお土産購入や飲み物を買う事もできます。
ソフトクリームが食べたい!と思ったのですが、運行時間が約15分と短いため、ソフトクリームを食べてしまうと、やぶ金のうどんを食べる時間がありません。今回は断念しました。
乗船したフェリーによって店舗外観は異なりますが、どの船に乗ってもやぶ金は食べられます。
乗るだけでも素晴らしい桜島の景色を見ながら楽しめる桜島フェリーですが、秘密のケンミンSHOWにも取り上げられた、地元グルメというべき「やぶ金」といううどん屋が営業しています。
乗船したフェリーによって(フェリーは何隻か有ります。)やぶ金の外観は異なりますが、食べることはできますので安心してください。
やぶ金最大の特徴はその提供時間。オーダーから30秒~1分の間には熱々のうどんが提供されます。
やぶ金を利用する驚くのが、その提供時間です。駅の立ち食いソバよりもずっと早いです。オーダー後30秒~1分以内にはうどんが提供されます。
それもそのはず、桜島フェリーは乗船時間が約15分しかありませんので、うどんの提供に時間がをかけていたら、食べきれません。
あらかじめ茹でているのでしょうか?鹿児島県最速のうどん屋として(たぶん)、すぐにうどんが出てきますので安心してください。
うどん自体は、お店のなかで食べずに船のデッキにある椅子などに座って食べても良いです。
鹿児島県には15年ほど前に約半年程住んだことが有りますが、その時は船のデッキ側からもオーダーできたような記憶が有りますが、現在は窓が閉まっていました。
↑私がのった船だけかも。
デッキからオーダーできないのであれば、船内でうどんを手に入れて外で食べる。というスタイルになると思います。
個人的に最高にやぶ金がおいしいシチュエーションというのは、冬のとても寒い日に、18:30頃に桜島フェリーに乗り、暗い海の中を疾走する中でデッキで冷たい風を浴びながら食べる熱々のうどんです。 (やぶ金の営業時間が18:45分だったりするので、本当は深夜の海で食べたいのに無理なんです。)
今回は冬では無かったですし、時間帯も昼でしたがそれでもやぶ金のうどんは、料理を美味しく食べるには環境が大事なのだなと改めて思い出させてくれる味でした。
やぶ金でおすすめは、かけうどん。なぜならかけうどんなのに厚揚げが入っていて、すごく得した気分になるからです。
桜島フェリーのやぶ金。おすすめは?と聞かれたら、「かけうどん」と答えます。
というより、かけうどん以外食べたことが無いです。それほど、このかけうどん。満足度が高いです。それは、のびのびの麺でも無く、かなり甘いスープでもなく、大量に入った天かすを見て、「これタヌキうどんでは?オーダー間違えた?他の人のうどん?」と不安になる気持ちでもなく、薩摩名物のさつま揚げが入っているからです。
もう、この一点で相当にうれしい。本当に得した気分になります。
そしてこのさつま揚げが、甘くておいしい。
うどんに合っているかと言われると、冷静に考えるとそうでもない気がしてくるのですが、フェリー内で食べているときは「このさつま揚げがキモなんだな」と思ってしまうから不思議です。
それほどに、あって嬉しい無料トッピングなのです。
やぶ金のうどんはめちゃくちゃおいしいかと言われると、そうでもない気がしてくるのですが、それでもシチュエーションとこのさつま揚げによって、桜島フェリー最高の思い出になると思います。
初めて食べたのは仕事の先輩におごってもらった約15年前。今回久しぶりにやぶ金のうどん食べましたが、変わらぬ味がうれしかったです。
桜島フェリーは往復でも1時間ほどで楽しめますので、鹿児島出張ついでのブレジャーの候補に入れてみてはいかがでしょうか。