ほぼ全ての都道府県に展開している飲食チェーン「餃子の王将」
この餃子の王将に唯一許された地域限定の餃子の王将があるのはご存知でしょうか?
それが、鹿児島市内を中心に展開する「鹿児島餃子の王将」、鹿児島県に出張で訪れる機会がたくさんあるのであれば、ちょっと変わった鹿児島グルメとして楽しんでみてはいかがでしょうか?
南九州でのみ出典を許可された独立店。他の餃子の王将とは運営元が異なります。
鹿児島餃子の王将は餃子の王将とは、運営会社も異なる別のお店です。
しかし、大元は餃子の王将で修行をしていた人が独立に際して、南九州のみで出店を許されて独立しているので、いわば暖簾分けのような存在ともいえます。
鹿児島王将が運営する「餃子の王将」は創業38年。京都に本社を置く「餃子の王将」に勤めていた、常務取締役・稲盛さんの義姉の弟さんが、南九州のみでの出店を許されて独立したことに始まります。
出典:みんなのごはん。
以前は宮崎市でも食べることが出来ましたが、現在は鹿児島市を中心に鹿児島県内だけでの営業です。
この鹿児島餃子の王将は、「南九州」での営業が許可されていますので、鹿児島県だけではなく、宮崎県などでも営業することが出来ます。
以前は、宮崎市にも1店舗お店があったのですが、残念ながら宮崎市の店舗は閉店しており、現在では鹿児島市を中心に鹿児島県だけで食べることが出来るローカルチェーンとなっています。
せっかく鹿児島に来ているならばチャンスがあれば食べておきたい、地元グルメとなっています。
看板も似ていますが、小さく「鹿児島王将」の文字もあります。地元では鹿児島王将の名前で親しまれている。
この鹿児島餃子の王将ですが、いざお店に行ってみると、看板はいつもの餃子の王将そのものですので、本当に違うお店なのかな?と不安になります。
しかし、よく看板を見てみるとどこかには小さく「鹿児島王将」の文字があると思います。(メインの看板に書いてなくても、近くにサブの看板で書いてあることもあります)
地元では、鹿児島餃子の王将では長いので、鹿児島王将などといった名前で親しまれています。
気になる味はちょっと違う。と言うよりも注文方法から異なっているので最初の利用は少し注意。
鹿児島王将を利用するにあたって、気になるのは「餃子の王将」と何が違うのか?という点だと思います。
それであれば、まず「注文方法」から異なります。
餃子の王将が店員に注文を告げるスタイルで営業しているのに対して、鹿児島王将は、注文用紙にオーダーしたいモノを記入して店員に渡すスタイルです。
初めての利用だと少し面を食らうかもしれませんのでご注意ください。
もちろん、味も異なります。
鹿児島王将では鹿児島県民に親しまれるように少し味を改良して提供しているとのことでした。
試しに餃子をオーダーしてみました。
いつもの餃子の王将よりも中の具が細かくミンチされているように感じました。
昨今評価が高い、肉汁あふれる。という方向性ではなく、ミンチ状の餡と味を楽しんでくれというストロングスタイル。
しかし、これはこれで美味しいです。
人気メニューと言われている「天津飯」も食べてみました。
私は、天津飯が苦手なのですが、この天津飯は美味しかった。
餡が甘ったるくなく、かつ酸味が効きすぎているタイプが苦手ですが、甘みと酸味も程よく、「まろやか」という表現が適切か分かりませんが、角が立っていない味。
そしてなぜか、中に隠されている白ご飯が異常なほどに美味しく感じる。甘味がすごい、旨味が強い。これがお米自体の美味しさなのか、この鹿児島王将の天津飯のなせる業なのか分かりませんが、トータル評価して美味しいことは間違いなかったです。
天津飯美味しいと思ったのは初めてかも知れない。
人気メニューであるという理由がわかった気がします。
流石鹿児島県と思ってしまうのは、やはり焼酎の値段。お湯割り・水割り170円の奇跡。
鹿児島で飲んでいるといつも思うのが、焼酎の圧倒的な安さ。この鹿児島王将でもその鹿児島=焼酎が安いの方程式は崩されることはありませんでした。
お湯割り・水割り共に焼酎は170円の驚異的な安さ。
専用グラスに並々注がれた焼酎が泣かせます。まずは170円の焼酎を飲みながら餃子を食べていたのですが、餃子230円+焼酎170円=400円 というありえない価格での提供は流石です。
もちろん、焼酎はお湯割りを楽しみました。鹿児島県の人のお湯割りの愛着の高さはこれまた驚異的ですので。
鹿児島県にはおいしいグルメがたくさんありますが、ちょっと方向性を変えてローカルチェーンを楽しんでみるのも、出張ならではの楽しみかもしれません。
鹿児島王将にて格安の焼酎と共に腹を満たしてみてはいかがでしょうか?