JALパックにて、完全にある一定の層の琴線に触ることを想定した商品が発表されていました。一部の人には本当に便利なパックツアーだと思います。
異常な行程。飛行機乗るのが趣味な人でないと意味が分からない。
言うまでもなく、これはある一定の趣味を持っている人向けに開発されたJALパックの商品です。
何が悲しくて、乗り継ぎ乗り継ぎの旅行行程を楽しむ人がいるのですか、これを楽しめる人は、乗ること自体が目的となっている紳士淑女と、自分では気づいていなかったとしてもその才能を秘めている、若きエースだけです。
※ある種の趣味 = JALに単年で、年間50回乗ると上級会員になれます。それを狙って、回数を稼ぐ乗り方を狙っている人たちがいます。
ありがたいことにコースは3コースも用意されています。
3コースも用意してくれているという事で、言い換えると三回もこのコースに参加することが出来ます。
- 一泊二日7フライトコース
- 二泊三日12フライトコース
- 二泊三日15フライトコース
それぞれ特徴があって面白そうです。この3コースをもし全てクリアしたとしたら、34フライト終了しますので、ある種の趣味の方からするともう少しです。
コース自体にも特徴をつけているようですので、3回参加しても楽しめる可能性も微レ存です。
一泊二日7フライトコース
(月・水・金・日コース)
羽田⇒鹿児島⇒ 沖永良部⇒ 与論(宿泊)⇒ 奄美大島⇒ 喜界島⇒鹿児島⇒羽田
一番ライトなコースですね。それでも2日の間に7回も飛行機に搭乗するというのは狂気の沙汰です。
「え??2日で7フライトって普通では・・・」と思った方は安心してください。既に手遅れです。
この、一泊二日7フライトコースの最大の特徴は他のコースと違い与論島にて宿泊する点ですね。(他の2コースは鹿児島市内)
与論島は完全なリゾート地だと思うのですが、リゾート遊び以外で、わざわざ宿泊しに行くってなかなか無いと思うんですよね。
この一泊二日7フライトコースであれば、与論島の夜を楽しむことが出来るはずです。⇐飲み屋などがあるかは知りませんが。これは他の二つのコースに無い特徴です。与論宿泊という事だけで若干惹かれます。
二泊三日12フライトコース
(月・水・金・日コース)
羽田⇒伊丹⇒出雲⇒福岡⇒屋久島⇒鹿児島(宿泊)⇒奄美大島⇒沖永良部⇒与論⇒ 奄美大島⇒喜界島⇒鹿児島⇒羽田
二泊三日12フライトコースの特徴は何故か出雲空港に寄ってからアイランドホッピングが始まる点ではないでしょうか。一度出雲大社に気分的にお参りをしてから島々を回るという何とも信仰心深いルートとなっています。
↑実際には出雲大社に行かないのでご注意ください
出雲大社には寄りませんが、島根県によることは出来ます。縁結び空港というふざけた名前にホクホクしながら旅の安全を祈願しましょう。
こちらも12フライトも楽しめる最高の旅程です。
二泊三日15フライトコース
(月・水・金・日コース)
羽田⇒鹿児島⇒奄美大島⇒沖永良部⇒与論⇒ 奄美大島⇒ 喜界島⇒ 鹿児島(宿泊)⇒徳之島⇒奄美大島⇒沖永良部⇒与論⇒奄美大島⇒喜界島⇒鹿児島⇒ 羽田
職場、友人、親族全ての人たちから理解されない旅程です。しかしこれで15回も飛行機に乗れると思うと価値が有ります。
鹿児島空港に3回、奄美大島に3回、喜界島に2回など通常であればあまり行かない可能性の高い空港に複数回訪れることが出来ます。忘れもしないうちに。
これぞホッピングの魅力という旅程を組んでくれています。流石JAL。
12フライトと15フライトは鹿児島にてホテルが選べるようです。
選べるホテルは3つから。
- かごしま空港ホテル
- JR九州ホテル鹿児島
- レム鹿児島
超個人的主観でおすすめホテルをお伝えすると、一番おすすめはかごしま空港ホテルです。3つとも宿泊したことがありますので特徴をお伝えします。
かごしま空港ホテル
・朝食付き
・レストラン等、館内で使える2,000円分の利用券付き
修行という観点で行くと一番のおすすめはこの「かごしま空港ホテル」となります。施設としてはとにかく古いです!ドアノブなどいつの時代だ?というレベルです。ただ、それは良く言うと「レトロ」という事ですね。
鹿児島空港に一番近いホテルですので、翌日のフライトに遅れる可能性が一気に減少すると思います。(他の二つのホテルは、鹿児島空港から車で40分ほど)
おすすめポイントとしては、ホテル内にあるレストランでの食事です。
↓適切な画像が無かったのですが、レストランの「雰囲気」を感じ取ってください。
とにかくレストラン自体もレトロなんですよね。雰囲気が。そこで、九州南部ではよく食べられる「鳥刺し」や、「きびなごの刺身」などのご当地料理を食べながら軽く一杯というのも、観光としてはとても良いと思います。料理は普通においしいです。
歩いて10分もかからない場所に、鹿児島空港が有りますのでふらりと遊びにも行けます。鹿児島空港に向かえば、足湯も有りますので手ぶらでそのまま言っても楽しめますよ。
また、このホテルは大浴場が有り旅の疲れを癒すこともできるのは大きな特典です。用意されている部屋着は古い古い浴衣です。これを来てホテル内を闊歩すれば、不思議なことに見える風景は全て「昭和」です。
飛行機関係者の方たちも良く宿泊しています。チェックインするのをよく見ますので。そういった面でも楽しいホテルだと思います。
どうしても、夜の街に飲みに行きたい!という場合はタクシーで片道3,000円程行けばスナック等があるエリアに出ることが出来ます。また、ホテル内にもスナックが一軒あります。個人的にはここでよく飲みます。
しかし、よく思い出してください。飲みに来たのではないのです。飛行機に乗りに来たのです。泥酔して翌日のフライトに影響が出るのは愚の骨頂です。
飲みに行きたいならレム鹿児島
レム鹿児島
・室料のみとなります
(朝食なし)
・シングル客室はバスタブはありません(シャワーブース付き)
※ツイン客室はバスタブあり
鹿児島市内最大の歓楽街である「天文館」近くに宿泊するならレム鹿児島を選ぶべきです。レム自体は睡眠に特化したという触れ込みのホテルで阪急が運営しているはずです。室内に浴槽を排除してシャワールームだけだったり、ガラス張りだったりと、デザイン的には尖った部分がある部屋も存在します。
天文館には様々なお店が有ります。時間が許せばいろいろと楽しめるのではないでしょうか?
↓デザートのしろくまで有名なむじゃき
過去に一度食中毒を出しております。
↑このような料理がたくさん食べられるのが天文館。
飲み放題も安くて、焼酎のみ放題は1,000円以下という店も結構有ります。
個人的に飲んだ後の〆のおすすめは「わっぱ飯とあさり汁」
焼酎を死ぬほど飲んでも、ここのあさり汁を飲んで肝臓をいたわります。
注意点としては、翌日の鹿児島空港への移動が一番面倒です。乗り慣れないバス乗り場から間違えないように移動する必要があります。
鹿児島中央駅近くに宿泊するならJR九州ホテル鹿児島
JR九州ホテル鹿児島
・室料のみとなります
(朝食なし)
鹿児島中央駅近くにはこれといって何もないと思っていますが、ホテルとしては一番オーソドックスなホテルともいえますので、安眠できると思います。
鹿児島中央駅内にある回転ずしは良く利用しますが、「くえ」などもおいてあったり、きびなごなどの鹿児島ならではの寿司ネタもあるので楽しめます。
たぶん、このツアーでは間に合わないと思いますが。
空港までのバスは鹿児島中央駅近くから出てますので、間違えなければ乗り遅れることなく移動は出来ます。
ただ、他の二つのホテルに比べると、「楽しさ」という点で劣ると思います。
アイランドホッピングのお値段は?
気になるお値段ですが、それぞれのコースにてタイミングによって値段が異なります。
最安 | 最高 | 1フライト当たり | |
---|---|---|---|
7フライト | 73,000 | 92,800 | 10,429~13,257 |
12フライト | 114,800 | 134,800 | 9,567~11,233 |
15フライト | 135,800 | 153,800 | 9,053~10,253 |
やはり、15フライト等まとめて乗ることが出来るとお得ですね。
しかし、この単価をみて「いや、伊丹ーコウノトリのほうが安い!」や、「羽田ーセントレアでももっと安くなるな・・・」という考えをすぐに思いつく方は、どうぞどうぞそちらを。あくまでパックにてまとめて楽しめて、予約の手間が一度で済むというのがこの手のパックのメリットではないでしょうか。宿泊費を考えたら私は安いと思います。
↓是非、JALパックが渾身の力を込めて作ったであろう、このアイランドホッピングを楽しんでみてください。
申し込んでみてください!!
↓都道府県シールの他にもシールも貰えます。
↓かなり便利。是非。
↓JALの修行にはやはりJALカードがあったほうがいいのですが・・・