羽田空港の国内線第一ターミナルの「北」にはJALダイヤモンドプレミアラウンジがあります。
このラウンジには、JALの会員資格であるダイヤモンド及びJGCプレミア会員であること、またJALが加盟している航空会社のアライアンス「ワンワールド」の最上級会員エメラルドの資格を持っていると、当日の飛行予定が有る際に利用することが出来るラウンジです。
このJALダイヤモンドプレミアラウンジにはテーマを「JALの歴史、日本の航空会社、新たなる旅路」に統一した本達が揃っており、本が好きな人であればそのラインナップは非常に気になるところだと思います。
この本達は選書家、ブックディレクター幅 允孝さんが選んでいて、いわば選ばれた本達なのですが、どの様な本がJALの最高峰ラウンジを彩っているのか気になったので、調査してみました。
調査は、ダイヤモンドプレミアラウンジの「北」にある本達を正面に見た際に、一番右側に有る本達から調べています。
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- (1)不明
- (2)21世紀幼稚園百科[新版] ひこうき
- (3)BOEING JET STORY
- (4)ジョン・レノンが見た日本
- (5)ジョン・レノン家族生活
- (6)Let's Find Out What's in the Sky
- (7)ひこうじょうのじどうしゃ (幼児絵本シリーズ)
- (8)アフリカ 1957
- (9)世界の空港―Airports
- (10)Jets (英語)
- (11)JET STREAM旅への誘い詩集 -遠い地平線が消えて
- (12)パンダちゃん
- (13)飛行の古代史 (Documenta Historiae Naturalium)
- (14)紅の豚
- (15)JAL JET STORY
- (16)20世紀のエンジン史―スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡
- (17)ブロードウェイ 大型本
- (18)エアライン―IDENTITY, DESIGN AND CULTURE
- (19)new york new york
- (20)Room with a view (Classics) (英語) ハードカバー – 2010/2/23
- (21)木村伊兵衛のパリ
- (22)澁澤龍彦のイタリア紀行
- (23)Candida Hofer: The Louvre (英語) ハードカバー – 2006/11/13
- (24)不明
- (25)名取洋之助写真集 ドイツ1936年
- (26)池波正太郎と歩く京都
- (27)ことば・把手・旅
- (28)久家靖秀写真集 塩ノ花/三宅島 2冊組
- (29)地球のささやき 龍村仁
- (30)北欧紀行 古き町にて
- (31)エッフェル塔
- (32)SIGHTSEEING
- (33)Great Escapes Around the World
- (34)VERNACULAR
(1)不明
⇒本が開いているため、題名などが分からず。
(2)21世紀幼稚園百科[新版] ひこうき
高橋 慎一 (監修) 2004/3/18 小学館
ジャンボジェット機、旅客機から、いろいろなおもしろい飛行機まで、世界中のいろいろなタイプの飛行機がわかるオール百科です。飛行機の整備工場や働く車も満載。マメ知識も盛りだくさんで、親子で楽しめます。
子供に喜ばれるであろう、飛行機に関連する情報が百科事典の様な本です。
(3)BOEING JET STORY
青木 謙知 (著) 2009/9/29発行 イカロス出版
スピード、大型化に挑み続けてきた旅客機メーカーのガリバー・ボーイング。 1950年代、707から始まったジェット旅客機の系譜を詳細解説、カラーグラフ、データで追った決定版。 ボーイング初のジェット旅客機707から、最新の787まで、ボーイングと統合した旧マクダネル・ダグラス機も含めて歴代ジェット旅客機のプロフィールを三面図、諸元表、カラーグラフを交えて詳細に解説した。 さらに、日本で活躍した歴代ボーイング・ジェットのカラーグラフ、詳細な履歴データも掲載した。 ボーイング社設立からのあゆみ、エバレット、レントンの両工場の紹介、折り込みで展開した詳細ボーイング・ジェット旅客機の系譜図により、旅客機メーカー・ボーイング社の全貌を多角的に見ることができる内容とした。
JALの歴史はボーイング社の飛行機によって彩られてきたことは、間違いありません。そのボーイングについて余すことなく解説してくれている本という事です。
(4)ジョン・レノンが見た日本
ジョン・レノン 1990/11発行 小学館 ※英語の本です
ジョン・レノンが残したスケッチブックの中には日本語の練習した形跡があったようです。そのスケッチブックを元に日本の美しい絵と言葉をご紹介しているようです。
(5)ジョン・レノン家族生活
西丸 文也 1990/11 小学館
唯一の家族記念写真集とのこと。ジョン・レノンのファン、最近ではサークルクラッシャーの原型として有名なオノヨーコさんのファンにはたまらないのでしょう。
(6)Let's Find Out What's in the Sky
MARTA AND CHARLES SHAPP 1961/1/1 FRANKLIN WATTS
英語の絵本?のようです。
この本は英語の絵本のようです。私は詳しくないのですが、シリーズとして出ているようで、同様の題名の絵本たちが検索すると多く出てきます。
JALのラウンジに展示されているものと同じものを購入しようとすると、中古品しか無いようですので、お手元に置いておきたい方は、早めの購入が良いと思います。
(7)ひこうじょうのじどうしゃ (幼児絵本シリーズ)
山本 忠敬(著) 1994/1/25発行 福音館書店
完全無欠のホワイト企業「福音館書店」の出版物と言えば、絵本であることは間違いないです。
空港内で活躍する「じどうしゃ」に焦点を当てた子供向けの絵本とのこと。
(8)アフリカ 1957
エド・ヴァン・デル・エルスケン 1990/6 リブロポート
「アフリカ」という広い概念で中身は不明ですが、人物に焦点を当てその当時の被写体の生きた時代を記録する写真集のようです。
(9)世界の空港―Airports
2009/7/1 ピーピーエス通信社
世界の空港の写真を集めた本です。外観・内観・滑走路・機体など158景を収録しているとのこと。
(10)Jets (英語)
Thomas Florschuetz ハードカバー – 2010/1/31
ドイツのカメラマン、Thomas Florschuetzさんの作品を収めた写真集。説明を読む限り、アリゾナ砂漠で朽ちていく乗り物の写真なども収められているようです。
(11)JET STREAM旅への誘い詩集 -遠い地平線が消えて
不勉強で全く知らなかったのですが、FMラジオにて流されていた「ジェットストリーム」という人気番組の内容を収めた本のようです。個人的には非常に気になる本です。
(12)パンダちゃん
ハードカバー – 2005/7
臥龍パンダ保護センターのパンダたちの写真集。臥龍パンダ保護センターは中国の四川省に有るパンダの保護施設の一つです。私は、成都大熊猫繁殖研究基地というパンダの程施設にJALではなく、ANAの飛行機を利用してパンダを見に行きました。
(13)飛行の古代史 (Documenta Historiae Naturalium)
単行本 – 1994/7
飛行機が登場する前からの、人類が持つ大空への憧れは色々な形でのチャレンジに集約されます。その人類の空への憧れと戦いの歴史をまとめた本のようです。
(14)紅の豚
ご存知、スタジオジブリ・宮崎駿監督の名作「紅の豚」の絵コンテ全集です。
小さい頃は紅の豚の良さがいまいちわかりませんでしたが、大人になってから見ると、見るたびに好きになる作品。
(15)JAL JET STORY
(イカロス・ムック) ムック – 2009/2/27
統合で合流した元・日本エアシステム機を含め、JAL歴代のフリート全機種を貴重写真と詳細解説にテクニカル・データを収録したJALファン必携、待望の完全版。
↑という説明が有るほどに、JALの飛行機の歴史を語るうえで外せない本。まだ買っていないので購入しようと思います。
(16)20世紀のエンジン史―スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡
不勉強で知らなかったのですが、スリーバブルエンジンというモノとディーゼルエンジンの興隆と没落を書いた本。また、その廃れ行く技術に固執するエンジニアたちの物語も納めている模様。
(17)ブロードウェイ 大型本
98ページを使って、ブロードウェイに有る98の交差点を収めている写真集。20年間撮りためていたものが収められているようです。
(18)エアライン―IDENTITY, DESIGN AND CULTURE
出典:アスペクト
色々な航空会社が行った数々の努力を紹介し、分析するビジュアルブック。旅客機文化の集大成。とのこと。
これも、飛行機の歴史を勉強する上で欲しい本となりますね。
(19)new york new york
探し出せず、不明。題名は有っていると思うのですが、著者などが読み取れず、画像検索でも探し出せず。
(20)Room with a view (Classics) (英語) ハードカバー – 2010/2/23
部屋の中からの景色を収めた本。たぶん。情報少なすぎて分かりませんでした。
(21)木村伊兵衛のパリ
木村伊兵衛の没後30年たって出されたカラー写真集。木村伊兵衛とJALと言えば、私的には土門拳との対比が面白かった。と勝手に思っていたのですが、ラウンジの北にも木村伊兵衛有るじゃないですか。
(22)澁澤龍彦のイタリア紀行
快楽主義の哲学で澁澤龍彦さんに出会ってから、むさぼるように読みましたが、まさかイタリア紀行というジャンルまで出されていたなんて。驚きと共に読みたい気持ちがむくむくと沸き起こる本ですね。
(23)Candida Hofer: The Louvre (英語) ハードカバー – 2006/11/13
ルーブル美術館が一般公開されていない日に撮影された作品たちが収められた写真集とのこと。
(24)不明
写真集であり、robert polidoriが撮影している事はわかるのですが、題名が分からず苦戦しています。
(25)名取洋之助写真集 ドイツ1936年
ベルリンオリンピックの光景を切り取ったものと、その後ドイツをベンツにて旅した風景が収められた写真集とのこと。
(26)池波正太郎と歩く京都
私の大好きな鬼平犯科帳の作者にして、稀代のグルメ池波正太郎先生が京都を歩く。それだけで何かありそうな本ですね。
(27)ことば・把手・旅
天野 祐吉さんと安野 光雅さんの対談集。デザインと言葉に関して?とのこと。
(28)久家靖秀写真集 塩ノ花/三宅島 2冊組
「塩ノ花」と「三宅島」という二つの写真集がセットの作品。JALのラウンジには「三宅島」が収められています。
(29)地球のささやき 龍村仁
映画『地球交響曲』龍村仁監督の初エッセイ集。登山家のメスナー、アイルランドの歌姫エンヤ。ダライ・ラマ法王等の人物にフォーカス。人間の可能性を探る本とのこと。興味あります。
(30)北欧紀行 古き町にて
東山 魁夷 (著) 毎日新聞社 (1983/03)
東山魁夷さんの旅の記録が収められた本。スケッチをしながら各国を旅したものが収められているようで、スケッチ本が好きな私としては好みの本です。
(31)エッフェル塔
ロラン・バルト/テクスト アンドレ・マルタン/写真 1991年3月 みすず書房
同一の表紙の写真集は検索で発見できず。
(32)SIGHTSEEING
瀧本 幹也 (写真) 2007/1/17 リトルモア
写真家・瀧本幹也のライフワーク「観光客シリーズ」です。観光地の観光客という通常では取り上げないであろう題材に着目し写真として収めてあるようです。
(33)Great Escapes Around the World
Angelika Taschen 2007/10/15 Taschen America Llc
各国を旅して写した風景が収められた写真集。たぶん。英訳しても良く分かりませんでした。
(34)VERNACULAR
石川 直樹 (著) 赤々舎 (2008/12/25)
世界各国のVERNACULAR(ヴァナキュラー)建築と呼ばれる家屋で暮らす人々の生活を収めた写真集。
ようやくここでダイヤモンドプレミアラウンジに有る本達の右側半分のご紹介となります。ダイヤモンドプレミアラウンジの北にある本のまだ半分の紹介となりました。写真集や外国の本、既に絶版にて中古しかない本なども並んでいましたが、中には購入しやすい金額で、興味のある分野の本もありました。
皆さんはいかがでしたでしょうか。
流石、プロが選んでいるだけあって古今東西、多種多様な分野ジャンルからJALの歴史に関係性がある本達が並んでいます。飛行機の中で読むのがオツだと勝手に思い込み、購入してみたいと思います。