ゆらゆら。まったり。

出張をより楽しくするための情報サイト。ご当地グルメから元祖・発祥グルメのお店、飛行機のマイル情報から、お得な宿泊予約方法などをお伝えします。

JAL対ANA 導入したパワーアシストスーツを比較してみた 現場作業員の方の負担を軽減

JAL・ANA共に手荷物及び貨物搭載作業現場に、パワーアシストスーツを導入しています。

両社は異なる会社のパワーアシストスーツを導入していますので、JAL・ANAがどのようなパワーアシストスーツを導入したのかを比較してみました。

 

f:id:salesconsultant:20190307191615p:plain

 

JALが導入したパワーアシストスーツは、ATOUN社製の「atoun MODEL Y」とのこと。値段は100万円以下か。

 

JALが導入したパワーアシストスーツは、atoun MODEL Yというものになります。

開発元のATOUN社はパナソニックと三井物産によるジョイントベンチャーで作られた会社で、2003年6月6日に操業しています。

 

JALでは、atoun MODEL Yを羽田空港10着、成田空港10着の計20着の導入を決定し、グランドスタッフの仕事をサポートしています。

 

 

atoun MODEL Yの特徴は持ち上げるときにだけアシストするのではなく、荷物を下げるサイにもブレーキ機能を保有していること。

f:id:salesconsultant:20190329084653p:plain

出典:ATOUN社公式HP http://atoun.co.jp/

 

他社の商品では、持ち上げる際に機械のサポートが有り、荷物を少ない力で持ち上げることが出来ますが、atoun MODEL Yでは、荷物を降ろす際にもサポート機能としてブレーキがついているようです。

 

これは、重い荷物を持ち上げる作業をしたことが有る人ならわかりますが、相当にありがたいはず。腰に負担がかかるのは持ち上げる瞬間と下ろす瞬間ですので。

 

 

価格は、販売パートナーが決定するという事で正確な金額はわかりませんが、100万円は切る見通しとの事。

 

重量は、Model Aの7.4kgから約40%減の4.5kgとなり、価格も「販売パートナーが決めるので詳細は話せないが、かなり安くできたと思う」(藤本氏)という。なお、Model Aは約120万円だったので、少なくとも100万円未満にはなりそうだ。

 Model Yの仕様は、本体寸法が幅48.4×奥行き28×高さ81cm、アシスト力が最大10kgf、稼働時間が約4時間。動作環境は0~40℃で、想定装着者は150~190cmとなっている。

出典:monoist https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1807/19/news050.html

 

JALが採用を決めた理由としては、atoun MODEL Yを使った現場の人の声を重要視したようです。

着脱の容易さ、装着後の歩行など実際に使ってみたら、atoun MODEL Yがすごくよかったという事ですね。

 

 

 

ANAが導入したのは、CYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」 正式採用をしているかは不明だが、順次採用空港拡大中。

 

 

日本の航空業界にてパワーアシストスーツを導入したのは、ANAが初めての会社なのでいわば先駆者です。

 

ANAが導入したのは、CYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」というモデルになります。

 

 

f:id:salesconsultant:20190329111357p:plain

出典:ANAプレスリリース

 

このCYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」は、パワーアシストスーツを採用する企業に選ばれることが多く、ANA以外だと大和ハウス工業やNECフィールディングなどの企業が作業軽減のために採用しています。

 

JALもCYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」のテストは行っていたが、採用には至らなかった。ANAは2017年から増加させている。

 

このCYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」はJALも当初はANAと一緒に試験運用を行っていました。

2016年段階で、ANAが7台・JALが3台採用し実際の作業に使っていたようですが、JAL側が正式に採用したのは、atoun MODEL Yとなりました。

 

対してANAは、2017年からは機数を増加させ、2018年年度末まで検証期間を延長、そして2019年には佐賀空港での採用も発表しています。

 

正式に採用したというニュースソースは見つけることが出来なかったのですが、地方空港でも採用しているという事から、今後もCYBERDYNE社の「HAL 腰タイプ」を増やしていく計画となっているかもしれません。

 

JALとANAのパワーアシストスーツを比較してみた。製品情報が詳しく出ていないので、よくわからない。

JALとANAが採用した二つの製品を比較してみました。

両社ともに、現場に合わせてカスタマイズしているというような情報も有り、実際に導入されている商品のスペックは詳細に分からないので、公式発表されている商品ごとでの比較となります。

 

  JAL ANA
製品名 atoun MODEL Y HAL
製造会社名 ATOUN CYBERDYNE
価格 100万円以下? 10万円/月?
重量 約4.5kg 3.0kg

表 JAL対ANA 採用パワーアシストスーツ

 

JAL側のほうが背中まで器具が伸びているので重量が重いのと、買い切り型かレンタルの違いが料金に出ています。

 

将来的には、現場で荷物を扱う方々の平均年齢の上昇も避けられないことですので、今後もこういったアシストスーツの採用は進んでいくのではと考えています。

 

 

 

羽田空港、成田空港でもまだ見たことないので、バックヤードでの作業に使っているのでしょうか。今後は作業される方々が当たり前に装着している光景が一般気になってくると思われます。

 

 

\ Follow me!! /