大阪国際空港(伊丹空港)内には、世界初にして世界唯一の空港内ワイン醸造所を併設する「大阪エアポートワイナリー」というお店があります。
巷では多くの世界初が、「誰もニーズが無いからやってないだけ。」という噂もあるわけですが、この大阪エアポートワイナリーは違うはずです。空港にあるべきワイン醸造所という施設を、世界初でつくったのです。(たぶん)
折角、日本にあるわけですし、そして交通の拠点として利用しやすい伊丹空港にあるわけなので、伊丹空港で食事をする際には利用してみてはいかがでしょうか。
大阪エアポートワイナリーは伊丹空港の3階にあります。あまり目立たないので注意して探してください。
伊丹空港は、空港を正面に見て右側の建物が主にJALが利用。
左側の建物を主にANAが利用していますが、大阪エアポートワイナリーは丁度その中間地点。建物と建物をつなぐ連絡通路部分に有ります。
大阪エアポートワイナリーで作られるワインは年間12,000本 エアポートワイナリーのワインが飲みたいなら、単品注文しましょう。
せっかく、大阪エアポートワイナリーを利用するのであれば、当たり前ですが空港内ワイン醸造所でできたワインをたんまりと楽しみたいと思うのは自然な事です。
その際に注意点がありまして、それはワインは飲み比べセットなどを頼まずにメニューを見てしっかりとエアポートワイナリーのワインをグラスオーダーしたほうが良いです。
エアポートワイナリーで作られているのは、「わずか年間12,000本」という事ですので、(多いのか少ないのかわかりませんが) 飲み比べセットなどには、他のワイナリーのワインも多く提供されてきます。
山梨、山形、北海道など、日本全国の契約農家様から選りすぐりの葡萄を運び、
地域の特色あふれる様々なワインを醸します。
醸造責任者は醸造歴20年以上の照屋 賀弘、実直に丁寧にワインを造ります。
醸造タンクはたった5つ。
年間に造れるワインの量はわずか12,000本です。
私は、「3種のタップワインと3種前菜のマリアージュセット」というものをオーダーしたのですが、結論大阪エアポートワイナリーのワインはほぼ飲めていません。
いや、このメニュー見たら大阪エアポートワイナリーのワインを飲み比べられるとおもったのですが、実際には下の画像にある様に、8種類のワインの内、3種類は他のワイナリーのワインでした。
青:大阪エアポートワイナリー 赤:その他のワイナリー
そして、わたしに選ばれたワインの番号は、
5 7 8
なんと、2/3が他のワイナリーで作られたワインが提供されてきました。
もちろん、他のワイナリーだから嫌だ!という訳でなく、大阪エアポートワイナリーのワインを飲むかな、、、と店に訪れたのに不注意が故にわずか40mlしか飲むことができない絶望。
仕方ありません。
↑まさか2/3が他のワイナリーのワインが出てくるとは思いませんでした涙
このような失敗をしないためにも、大阪エアポートワイナリーのワインを飲むんだ!とお店を利用する場合は、「メニューをしっかりと見て」、「グラスでオーダー」が鉄則だと思います。
たまたまこの日が、たまたま私が運が悪いだけかもしれませんが、せっかくの楽しい食事に少しでも嫌な気持ちにならないように気を付けてみてください。
大阪エアポートワイナリーのフードメニューは面白いメニューが多い。ワインと一緒に楽しい時間。
食事メニューはオーソドックスなメニューから独創的なモノまで取り揃っていました。
なかでも面白いのは、「大阪なんちゃってソウルフード Nancyatte Osaka」と名付けられた、大阪の名物料理をイタリア料理的に作っているメニューたちです。
たこ焼きや串揚げ、どて焼そしてナポリタンなどが少し変わった作り方をされています。
大阪で作られた本格的ワインを、大阪の名物を模した料理で食べるというのは何とも風刺が効いていて楽しい空間です。
是非ワインと共に楽しんでみてください。
おもしろい店だからこそ、世界初の空港内ワイン醸造所でつくられたワインをたくさん飲みたかったです。皆さんは、私と同じ失敗をしないようにメニューを凝視してください。