駅弁はおいしくないので、食べることがほとんどないのですが、そんな駅弁嫌いな私でも、長きにわたって出張していると唸ってしまう駅弁に出会うことがあります。
北海道厚岸氏家待合所が出している「氏家かきめし」もそんな駅弁の一つ。東京駅で駅弁を購入しなければならない時には、まっさきに候補に浮かぶ駅弁です。
しかし、この「氏家かきめし」、実は東京駅などの駅で購入できる駅弁は、厚岸で作られて物を持ってきているのではなく、関東で作られています。
これについては「おいしい」という大正義があるために、私はあまり気にしないのです。
私が思う事は一つ、厚岸に行き厚岸氏家待合所が作っている氏家かきめしを食べたら、もっと美味しいのではないのか?という点。
これを調査すべく、北海道の厚岸駅まえにある、氏家待合所にて「氏家かきめし」を購入し食べてきました。
結論
- うまい、本当にうまい。
- 差は分からなかった。東京駅で買う「氏家かきめし」もやはりうまい。
押さえておきたい、氏家かきめし関東製造問題。気にする人は気にするかも。
私は本当に食べておいしければ、産地が偽装されていない限りはどこで作られていても良いと考えるタイプです。
しかし、東京駅などで売られている氏家かきめしは、本当に製造がどこでされているかわかりにくい梱包で、気にする人は大いに気にしてしまう問題でもあります。
下の画像を見てください。
出典:鉄宿!
東京駅などで購入できる氏家かきめしの包装紙には、
販売者:有限会社氏家待合所ND
という記述があります。包装には販売者だけの記載となっており製造元の記載はありません(たしか)
これだけ見ると、なんだか製造・販売共に氏家待合所さんなのかなと思ってしまいますが、実は最後についている「ND」という部分が曲者で、これが書いてある駅弁は日本レストランエンタプライズという会社が製造している駅弁となります。
日本レストランエンタプライズのHPをチェックしてみると、商品として厚岸のかきめしもしっかりと掲載されていました。
これに対して、厚岸で購入した氏家かきめしの包装紙には
販売者:有限会社氏家待合所T
と書かれています。
この「T」がなにを意味しているかは不明ですが、たしかに東京駅などで購入した場合と記述が異なっています。
小さい点ですが、長年知りたかったことがわかって大満足です。
ちなみに、氏家かきめしが購入できる新幹線の駅は、
- 東京駅
- 上野駅
- 大宮駅
迷う事はないだろう、厚岸駅から氏家待合所の場所。目の前ですので。
厚岸駅前にある、氏家待合所はすぐに見つけることが出来ると思います。
なぜなら、店という店がそこしかないから。
↑厚岸駅からみた氏家待合所。むしろここしか駅前にお店無いので、すぐに見つかります。
道路を渡って少し離れた場所に飲食店も在りますが、間違えることは無いと思います。
店内には女性が一人いて、その方から弁当を購入しました。
一応、店内にもイートインスペースのような場所もあるのですが、この日はここで食べてはダメな日?ということで、外で食べることにしました。
私は、車移動だったので直接お店にうかがいましたが、電車移動の方は前日までの予約で電車まで届けてくれるようです。
厚岸の氏家かきめし、本家本元はやはりうまかった。しかし、東京駅で購入した駅弁も遜色ないぐらい美味しかった気がする。
本家本元の氏家かきめし、さっそく食べてみると、、、とても美味しい。
牡蠣は小ぶりですが濃厚な味です。「牡蠣くってるぞ」という気持ちにさせてくれます。
また、この駅弁の好きな理由の一つですが、主役は牡蠣ではなくむしろご飯の部分。牡蠣エキスを吸ったお米たちはどこを食べても美味しいです。
牡蠣を食べる。ご飯を食べる。この動作の繰り返しを黙々と行い、気づいた時には駅弁は無くなっていました。
恐るべき氏家かきめし。大満足です。
東京駅購入の氏家かきめしの味を思い出して比較してみると、、、、
↑東京駅購入の氏家かきめし
個人の主観で恐縮ですが、厚岸で食べたほうが少しだけ味が濃くて濃厚だった気がします。そうです、「気がする」レベルでしか差を見つけることが出来ません。
東京駅で購入した氏家かきめしも遜色無いレベルで美味しいと思います。残念な結果にならなかったので、これからも見つけたら即買いしたいと思います。
↑この包装紙みつけたら、これからも即買いすることを心に決めました。
厚岸駅で食べる氏家かきめしは、ロケーションの力もありとても美味しかったです。
現地で食べるも良し、駅弁として購入するもよし、おすすめの弁当です。
↑東京で購入したさいのブログ記事です。