食の巨星、北海道。
120ヵ所を超える道の駅では、その北海道のグルメが気軽に堪能できる場所として重宝するわけですが、必然的にレベルの高いお店がそろっていたりします。
その北海道の道の駅にて満足度No.1を連続受賞しているのが、厚岸グルメパーク。
牡蠣の産地として知られる厚岸町にあるこの道の駅では、牡蠣を死ぬほど食べることが出来ます。
厚岸グルメパークはじゃらんによる道の駅満足度ランキング・飲食部門で連覇している道の駅。
北海道の道の駅はそれぞれに個性がある食べ物を提供してくれる場所が多く、非常に楽しい場所なのですが、その北海道の道の駅にて飲食部門で連覇をしているのが、厚岸グルメパークです。
否が応でも高まる期待が、この看板にはあります。
私は牡蠣をたくさん食べたかったので、炙屋(あぶりや)というお店を利用しましたが、それ以外の飲食店も魅惑のメニューたちを用意しており、全体的にレベルが高いなと感じる道の駅でした。
お腹一杯で食べられなかったお店もあったので、一度の訪問だけでは堪能できない道の駅とも言えます。
牡蠣をあぶり倒して食べまくりたいなら、炙屋がとても良い。自分で選んだ牡蠣をお腹いっぱい食べる快感は格別。
数あるお店の中で私が選んだのは、炭焼炙屋というお店です。
厚岸グルメパークのレストランたちは2階に固まっており、この炙屋も2階の一角にて営業しています。
このお店を選んだ理由は、食べたかった牡蠣を自分が満足するまで食べられる点。(もちろん料金はかかりますが)
炙屋のスタイルは、事前に牡蠣を購入しそれを炭焼き場にて焼き上げて食べるというモノです。
牡蠣が何ピースあります。という提供スタイルでは無いため、これでもか!とたくさん購入して食べることが出来るのが最高です。
利用て順としては、受付カウンターでトレイをもらう。
店内に入る前に「カウンター」がありますので、そこにいる店員さんに声をかけるとトレイを渡されます。
試合開始のゴングです。(特に時間制限という訳ではないですが)
このトレイに自分の食べたい食材をのせまくり、最後にまたカウンターで会計をするシステムとなります。
牡蠣を中心に厚岸の海の幸がふんだんに用意されている。海鮮が苦手な人は肉もある。
選べる商品たちは、厚岸産の牡蠣を中心に北海道の海の幸がたくさん用意されています。
しかし、ここはやはり牡蠣を中心に自分のお腹を満たしたいものです。
殻に入ったままの牡蠣は中玉(Lサイズ)で190円。
ネットに入ってひときわ目立つ商品は特大牡蠣。3Lサイズが4個入っています。
牡蠣以外の貝類では、ほっき貝もありました。こちらも購入。
貝類が苦手な人はそれ以外の海の幸も多数ありますし、
肉関係も多数ありました。
私は、ライフワークとして各地の肉を食べているので「肉」にも相当ひかれましたが、ここは断腸の思いで、初心を貫き牡蠣中心のオーダーにて攻めることとしました。
トレイに山盛り好きなものを持ったらカウンターで会計して中に通されます。
炭火は火の調節が難しい。大量の牡蠣をどう配置するかのパズルが楽しい。
席に通されると、目の前には既に炭がおかれていました。
網が2種類あるのは、魚や肉を頼んだ場合に使い分けるのだと思います。
今回は、牡蠣とほっき貝ですので網を使い分けることは無かったです。
また、牡蠣を食べるために必要な道具としてトング、軍手、ナイフも渡されます。
これをつかって焼き上げた牡蠣たちをガシガシ食べる!最高の贅沢です。
炭火は火の強い場所がわかりにくいですが、良く見極めて牡蠣や貝を配置していきましょう。
店員さんから下記の置く際の上下や、向きの指導がありますので、それに従って配置する必要があります。
自分に対して牡蠣を平行方向に置くのは、中の汁が飛び出してきた際にかかることを防ぐためとの事でした。
牡蠣を購入して虫牡蠣にしたことはありましたが、あぶって食べるのはそういえば初めてかも知れないと、この時に気付きました。
牡蠣の産地に住んでいない限り、殻付きの牡蠣を食べることも毎年あるわけでは無いですし、購入した時もマンションだとさすがにベランダに七輪出して炙るわけにもいかないので、蒸牡蠣でたべていましたが、それとは違った「炙り」なのだと思うと更にテンションがあがります。
焼牡蠣だけではなく、蒸牡蠣もオーダーしていました。
こちらは別途炭を用意してくれて、その上にバケツごと置いてくれます。
さあ、準備は完了です。後は牡蠣が焼きあがるのを、蒸上がるのを待つだけです。この時間がとても楽しい。
この場所が道の駅だという事を忘れていましたが、さすがNo.1、満足度が高いです。
食べる。牡蠣、牡蠣、牡蠣。プリッとしている牡蠣は何個でも食べられる!と思っていましたが、15個ぐらい食べるとさすがに飽きてくる。
出来上がりから、牡蠣にかぶりつきます。
多くの牡蠣は開くので軍手をはめた手で固定しながら箸であけることができますが、中には頑固な牡蠣があり、それらはナイフでこじ開けます。
感動の、牡蠣とのご対面。
プリっとしている牡蠣は美しいです。そして流石3L。粒がでかい。
どんどん焼きあげて平らげていきました。
購入時、あぶっているとき、そして食べ始めは「牡蠣は何個でも食べられるな」とおもっていたのですが、
流石に炙り・蒸し合わせて15個を超えてくると飽きてきました。美味しいのは美味しいのですが、味に飽きてきます。
人生の教訓を得ました。牡蠣は15個までを上限として置いたほうが幸せ。
といっても、最後お腹一杯になりながら食べつくした際には満足感もひとしお。非常に良い時間でした。
牡蠣づくしの時間を過ごし、そして体にも牡蠣の匂いを付着させ、余韻すら濃厚な牡蠣タイムでした。
北海道には美味しいモノがたくさんあるので、出張・観光の際に何をたべるのか?は非常に大きな悩みですが、この厚岸グルメパークの炙屋は貴重な一食の候補に入れても間違いないお店だと思います。
楽しいし、美味しいですので。