羽田空港の国内線ターミナルビルは2あり、利用する航空会社によってターミナル自体が異なっているという特徴があります。
JALを利用する場合は、ターミナルビルは「1」を目指す必要があり、反対にANAを利用する場合は「2」が正解となります。
京急を利用して国内線ターミナルを目指す場合は、ターミナルビル1もターミナルビル2も同じ駅なので問題ないのですが、モノレールを利用して羽田空港に向かった場合は駅がそもそも異なりますし、車で初めて羽田空港に行く場合も航空会社とターミナルの関係を理解していないと、間違った方面に出て大変なことになってしまうことがあります。
二つのターミナルを移動するためには、無料のバスが出ていますが、京急線の改札横には、ターミナルビル通しを繋ぐ連絡通路も有り、そちらを歩いたほうが早いという情報も有ります。
国内線のターミナルを移動する際には、バスと徒歩どちらが本当は早いのかを実験及び検証してみました。
結果が知りたい方は「検証結果」に飛んでください。
- 基本情報1 国内線ターミナル通しは無料バスで移動できる
- 基本情報2 国内線ターミナル間は連絡通路でつながっている
- 検証内容 第2ターミナルの出発ロビーで間違いに気づき、第1ターミナルの出発フロアまで移動する。
- 実際に連絡バスに乗って国内線第2ターミナル出発ロビーから、国内線第1出発ロビーに移動してみた結果
- 実際に徒歩で、国内線第2ターミナル出発ロビーから、国内線第1出発ロビーに移動してみた結果
- 検証結果
基本情報1 国内線ターミナル通しは無料バスで移動できる
いろいろな用途を想定してだと思いますが、羽田空港の国内線第1ターミナル・国内線第2ターミナル・国際線ターミナルはそれぞれ、無料連絡バスが運航しており、万が一間違えたターミナルに来てしまった場合や、乗り継ぎ利用の場合にはバス移動という手段があります。
羽田空港のターミナル連絡無料バスの時刻表 4分おきに無料バスが運行しています。
国内線ターミナル間の移動に限定した場合、この無料バスは「4分間おきに発車しています。」
国内線第1ターミナル側の時刻表
国内線第2ターミナル側の時刻表
バスに乗っている時間は「3分」という表記
国内線ターミナル間の無料連絡バスの所要時間は3分と表記されています。到着フロアから出発し、異なるターミナルの到着フロアに到着します。
基本情報2 国内線ターミナル間は連絡通路でつながっている
無料のバス以外にもターミナル間を移動する手段があります。それは、地下2階まで下りて京急線の改札横にある、ターミナル連絡通路を歩くことです。
出典:羽田空港公式HP
このターミナル連絡通路の長さは約400mであると、公式HPでは掲載されています。
第1旅客ターミナル・第2旅客ターミナル間の移動には、地下にある連絡通路がご利用できます。長さは約400メートル、動く歩道があります。
出典:羽田空港公式HP
動く歩道も完備されていて、移動をするには非常に楽な通路です。
検証内容 第2ターミナルの出発ロビーで間違いに気づき、第1ターミナルの出発フロアまで移動する。
検証条件 バス及び徒歩での移動経路
検証するにあたり、条件の設定をしました。
羽田空港の出発ロビーでターミナルビルの間違いに気づいた、ダメな出張族のYさん(男性)とSさん(女性)が急いでターミナル間を移動する。
という人物像を想定することにしました。
出発地点は羽田空港国際線第2ターミナルビルの出発ロビー
ゴールが羽田空港国内線第1ターミナルビルの出発ロビーとしています。
実際の移動経路
バス利用の場合
出発ロビー→到着ロビー→バス待機→バス乗車→バス下車→到着ロビー→出発ロビー
徒歩の場合
出発ロビー→地下2階連絡通路→連絡通路歩く→出発ロビー
としました。
また、徒歩で移動するときには、
- 連絡通路内の「動く歩道」利用
- 走ると危ないので、走らないけど少し急いで歩いている
という条件です。
実際に連絡バスに乗って国内線第2ターミナル出発ロビーから、国内線第1出発ロビーに移動してみた結果
出発ロビーから到着ロビーに、軽く早歩きで移動しバス乗り場についたのですが、バスの姿はありませんでした。
40秒ほどそこで待っていると、無料連絡バスが到着したので急ぎ乗り込みましたが、ラッキーなことに人がほぼ乗らず、出発までに要した時間はほとんどありませんでした。
道路も空いていて、滞ることなく目的地のターミナル到着ロビーに降り立つことができました。
そこから、出発ロビーまでエスカレーターで登りゴールしました
要した時間は
今回の検証では、かなり条件が良い中でバス移動できました。バスの待ち時間もほとんどありませんでしたし、人も数人しか乗らずしかもその人たちも大きな荷物を持っていなかったので、すぐに出発できました。
空港内も空いていたのでかなり条件が良い場合の移動時間だと思ってください。
実際に徒歩で、国内線第2ターミナル出発ロビーから、国内線第1出発ロビーに移動してみた結果
同様の条件にするために一度、第2ターミナルに戻ってから実験を開始しました。
いざスタートすると、出発ロビーから地下2階までの移動の際に、人がたくさんいて結構時間をロスしましたが、連絡通路に入ってからは人も少なく、歩きやすかったです。
Sさんも走ってはだめだという条件を伝えてましたので、走ることなくそして他の人に迷惑をかけることなく、ある一定の速さで連絡通路を疾走してくれました。
実際に、Yさん(私)とSさん(協力者)に早歩きで歩いてもらい、以下の時間でターミナル間の移動を終えることができました。
※Sさんの結果は、iPhoneでスクリーンショットしてもらった画像をいただいたのですが、全然フォントも違って驚きました。
男性の場合:5分53秒
女性の場合:6分11秒
にて、国内線のターミナル間の出発ロビーを移動することができました。
本当は、三回歩いて平均値を出そうと思ったのですが、協力者のSさんが流石に何回も同じ道を歩きたくないと拒否されてしまったので、実験は一度で終えています。(条件を合わせるために、ターミナルを一度戻ったのが良くなかったと反省しています。)
そもそも移動距離が短いので、男性でも女性でもそれほどの所要時間の差が出なかったのは面白い発見でした。
実際に、移動してみると、走って移動していないにしても急いで歩きましたので、結構疲れました。いや、かなり疲れました。
検証結果
バスの待ち時間が10秒以下であるなら、バスが早い。そして楽。
しかし、歩いたほうがたぶん早い。急いでいるなら歩きが良い。
急いでいないなら連絡バスも有りですね。バスは4分おきに走ってますので、大きな荷物がある場合はバスをおすすめします。今回の検証はバスも徒歩も条件が良かったので、時間はあくまで目安にしたほうが良いと思います。