元祖の店を食べ歩いているのですが、その集大成ともいえる本を発見しました。
元祖・発祥グルメが好きな人は、まず購入しその後に新しい店を発見する喜びを楽しみましょう。
なにごとも巨人の肩の上に立つのは基本的な行為
多くの方々が学生時代は学問を、そして社会人となってからは仕事で大変な思いをしているいると思いますが、新しいことにチャレンジする全ての人に当てはまる最初の重要な考え方があります。
それは、「巨人の肩の上にたつ」という事です。(肩の上に乗るともいわれたりしています)
どういうことかというと、まずはその分野での先人たちの研究結果や、仕事の仕方などをしっかりと学習・理解・踏襲し、先人が進めてくれた領域はそこからスタートできるという状態になっておくという理解のはずです。
これを怠ると、当たり前のことをずっと調べていたり、あらたな知見だ!と興奮しても、何百年も前に発見されているアイデアだったりと、せっかくの脳みそが新しいことに到達する前に終わってしまうかもしれないです。
元祖・発祥グルメを調べる中で、私はWEB上の情報はしらべていましたが、実は既に本として発売をしているのを見落としていました。
なんたる失態。
これから元祖・発祥グルメを食べ歩きたい人は、本を購入してそこから新しい世界を掘り進めて欲しいと思います。
菊地武顕さんの「あのメニューが生まれた店」は元祖グルメの集大成ともいえる本だった
発券した本は、「あのメニューが生まれた店」という本。
筆者は菊地武顕さんでした。
「元祖」や「発祥」というワードで調べていたため、それらを使っていない題名の本は見つけることができておりませんでした。
年代ごとにメニューごとにまとめられているので非常にわかりやすい本です。
この「あのメニューが生まれた店」
手に取るとわかるのですが、非常に作りがうまくてわかりやすい本でした。
まず、メニューが生まれた年代順にページがまとめられており、最初から読むとどの年代でどのメニューが生まれているのかがわかるようになっています。
そして各メニューごとに解説が書かれているので、
背景や歴史を知りたい人には非常にわかりやすい構成となっていました。
この手の本を手にするのは
食に興味があり、
そしてなおかつメニューが生まれた店が好き
とかなり絞られた読者想定ですので、こういった詳しい作りの本はニーズに合致しています。
私も狂ったように読みふけってしまいました。
あくまでもこれは菊地武顕さんが調べた内容。これを基準としながら自分で調べるから更に楽しい世界が待っている。
こういった「本」という形で世に発表されているものがあると、妄信的にエビデンスとして本を信じる・根拠にする人が多数いますが、実際には「本」となったからといって、その事実が確定しているわけではありません。
今回の元祖・発祥の店を探すことに関しても、この「あのメニューが生まれた店」はあくまで、筆者である菊地武顕さんの意見であり、全てが正しいわけでは(もしくは全て正しいのかも)無いので、これを基準にしながら新しい説を探し出すことに楽しさがあります。
やはり前述したとおり、巨人の肩にたち、そこから新しい説を見つけることが食べ歩き考察の楽しみでもありますから、私もこの本を一つの参考書に元祖・発祥グルメの店を探していこうと思います。