千葉県の名物と聞いたら多くの人が「落花生」と頭の中に思い描くのではないでしょうか?それは、、、あっています。むしろ、それしかないと思われている節も在りますが、探せば千葉にしか無い名産物もあり見つけたときの快感は格別です。
千葉県の南房総市を中心とした南部ではクジラを使った珍しい名物があります、それが「くじらのたれ」
他の都道府県ではなかなかお目見えすることがない名産品ですので、千葉出張・観光の際には購入してみてください。
少し独特な味わいのこのクジラのタレはハマる人はハマると思います。
クジラのタレが購入できるのは千葉県の南部。
クジラのタレが購入できるエリアは千葉県の中でも少し限られています。
出典:マピオン
千葉県の南部には南房総市という市があるのですが、主にはここで購入できます。保存の効く食べ物ですので、近隣の市町村でも見たことはありますが、せっかくであれば南房総市の名産品という事もあり、ここで購入したいところです。
全国津々浦々出張していますが、千葉県の南部はかなり行きにくいエリアに分類されます。富津市まで高速道路が通ったことにより、車での移動が楽になりましたが、やはり行きにくい点には変わりがありません。
狙っていかなければいけない場所です。
そんな場所に仕事なり観光なりでせっかく訪れたのであれば、やはり名物的なものは食したいところ、そんな時はクジラのタレを購入して満足感を得ましょう。
クジラのタレは「つちクジラ」を使った名産品
クジラのタレに使われている鯨は「つち鯨」と呼ばれる種です。
あまり聞いたことがない種なので調べてみると、鯨のなかでは比較的小さい部類の種にあるようです。
出典:IWC下関会議推進協議会パンフレット
このツチクジラも、年間の捕獲量は制限されており、割り当てられた分の鯨しか捕鯨出来ないことになっています。
出典:国際漁業資源の現状
直近のデータが見つからなかったのですが、古いデータでの平均値では年間60頭ほどの捕鯨がされていることがわかります。
このツチクジラを用いた加工食品が千葉県名物の一つ「くじらのたれ」となります。
独特すぎる味わいは癖になるかも?否、食べられないかも。
私は千葉出身で、そして父もいろいろなものを食べるのが好きな人なので、小さい時からこのクジラのタレは食べたことがあります。
初めて食べた感想は、、、独特。
血抜きしていない赤身部分の肉を調味料に漬け込んで作っているため、鯨の匂いの他にもある種の鉄分くささを内包しています。
これが好きな人にはたまりませんが、ダメな人には全くダメなにおい。我が家では母は食べません。
くじらのたれが苦手な人に意見を求めてみると、やはり独特の風味が耐えられないという答えが返ってきます。
しかし、好物である私からするとこの独特の風味が美味しい訳であり、これはもう交わることの無い平行線としか言いようがありません。
一度食べてみないと好みがわからないわけですから、むしろ積極的に一度は食べてみてご自身の舌にあうのかをチェックしてみてください。
食べ方は簡単。炙って調味料付けて食べるだけ。近年は炙らないタイプも出ています。
鯨のタレの食べ方は簡単です。
火であぶってそのまま食します。調味料に漬け込んでいるのでそのままでも味はありますが、醤油などを付加して食べることが一般的です。
我が家では
- 醤油
- マヨネーズ
- 七味(一味)
を駆使して食べていました。
好みがわかれる部分ですので、オリジナルのご自身のベストチョイスを見つけてみてください。
鯨が名物の他の都道府県でも見ることは無かったので、千葉県だけの名物のはず。。(たぶん)
全国には鯨の名産地として今でもクジラを食べる文化が残る都道府県はたくさんあります。出張ついでに各地の名物を食べるのが好きなので、鯨文化圏に行けば好んで鯨を探してきましたが、このクジラのタレという名称、そしてこのような食べ物は千葉県以外では出会ったことがありません。
ということで、たぶん千葉県だけの名物のはず。
千葉出張・観光した際にはお土産として購入してみてください。きっといままで体験したことが無い世界に連れて行ってくれるはずです。