オーストラリアの都市シドニー。観光や仕事で訪れる人も多いと思います。一人で海外の都市にいるときってなんだか外食が面倒だったりしませんか?とくにそれが初めて行く国・年だったりすると、提供される量も分からず注文して大失敗。といったことも有り、更に足を遠のかせます。
シドニーにあるPhillip's foote(フィリップスフート)というお店であれば、気軽に自分の好みで食事をすることが出来ます。
何故ならこのお店はとても珍しい、ステーキを自分で焼いて食べるお店。というスタイルをとっているからです。
これなら、誰に気兼ねすることも無く自分の好きな肉を自分の好きな焼加減で自分の好きな量だけ食べることが出来ます。
Phillip's foote(フィリップスフート)は自分でステーキを焼いて食べることの出来る珍しいお店。
何と言ってもPhillip's foote(フィリップスフート)の最大の特徴は、生肉を購入してお店のグリルを使って自分で調理する。という提供スタイルにあります。
日本だと「焼肉」というスタイルが有りますが、あくまでそれは薄い肉を自分たちのスペースで焼いて食べる。というだけのモノ。
このPhillip's foote(フィリップスフート)では、大型のグリルに皆が肉をのせていくので、さながらみんなでバーベキューをやっている感覚です。
このようなスタイルのお店は見たことが有りませんので、それを楽しむために来店してもよいかもしれません。
臆すること無かれ、見た目・入ってすぐは飲屋ですが奥に進むとステーキが食べられます。
気軽にひとりご飯を食べたい!とPhillip's foote(フィリップスフート)に訪れた人の90%はお店を見て躊躇すると思います。
それは、本当にここでステーキ食べられるの?と疑問を感じるであろう外観。
そして中をのぞいてみると、確実に飲み屋でしかない店の雰囲気だからです。
↑店の外観と窓から見えるお店の状況はとてもステーキやに見えない。
↑Phillip's foote(フィリップスフート)に入ってすぐの状況。確実に飲み屋。
しかし、ここで臆してはいけません。多数ある情報の通り、お店の奥に進んでいくと抜けられるようになっており、半分外にあるような階段をのぼればステーキ用の肉をうっている場所に出ることが出来ます。
その名もずばり、「COOK HOUSE」と看板が見えてきますので安堵するはずです。
意を決して店に入店し、奥に進んでみてください。
シドニーのパブでは安くステーキが食べられるのが一般的らしい。
私はまだ未経験ですが、どうやらシドニーではパブにてステーキを安く食べられることが一般的なようです。
Phillip's foote(フィリップスフート)も入り口周辺は確実にパブですから、その亜種として誕生したのではないかと思います。
肉を選んで購入。Tボーンも有ればシドニーカットも有りますのでお好みでチョイスしてください。
Phillip's foote(フィリップスフート)で購入し焼いて食べることの出来る肉メニューは以下になります。
- T-BONE ⇒ Tボーン
- FILLET MIGNON ⇒ フィレ・ヒレ
- SIDNEY CUT ⇒ サーロイン(たぶん)
- RUMP ⇒ ランプ
- PORK RIBS ⇒ 骨付豚バラ
- LAMB CUTLETS ⇒ ラム
の6種類を確認できています。
英語があまり分からなくても、好みの肉を指させば問題ありません。お店の人が選んで皿に盛り付けてくれます。
ステーキを購入しているというよりは、生肉を購入しているようでテンションが上がります。
購入したらお店の専用グリルで焼くだけ。焼き方は掲示されているのですぐにわかります。
肉を買ったら後は焼くだけです。初めてPhillip's foote(フィリップスフート)を利用するときには、どこで焼いたら?と思われるかもしれませんが、でかいグリルが置いてあるので、迷う事はありません。
肉をグリルに置いたらそれで調理は90%終了です。
焼き方については、グリルの上に片面何分焼いたら良いのかの看板が掲示されています。
RARE | MEDIUM | WELL DONE | |
---|---|---|---|
T-BONE | 3min | 5min | 7min |
FILLET MIGNON | 3.5min | 6min | 8min |
SIDNEY CUT | 3.5min | 6min | 8min |
RUMP | 3min | 5min | 7min |
PORK RIBS | - | 7min | - |
LAMB CUTLETS | 2.5min | 3.5min | - |
表に従って片面づつ焼いていけば失敗することは無いと思います。
焼いている間の待ち時間にビールなどのお酒を手配する。店の入り口に戻ればお酒うっています。
一番短いレアにしたとしても片面3分ほどの待ち時間が必要となりますので、手持ち無沙汰になると思いますが、その際にはお店の入り口に戻りましょう。
忘れてはいけませんが、Phillip's foote(フィリップスフート)の入り口はほぼ飲屋です。当たり前ですが、ここでビールを含めたお酒を購入することが出来ます。
購入は都度会計ですし、荷物を席に置いておくのは日本と異なり危険極まりないので、貴重品は持って購入に向かってください。
肉が焼きあがったら貪り食うべし。サラダなども有るのですが私は肉だけ。
よだれを垂らしながら待ち時間を過ごせば、ステーキは焼きあがります。
Phillip's foote(フィリップスフート)で売られている牛肉はwagyuではないですが、オージービーフの代表的な銘柄アンガス牛だと思われます。
赤身主体のこの肉、ステーキで食べるとかみしめるほどに肉汁が広がり、「外国でステーキ食べてる」という気持ちにさせてくれます。
焼加減も自分で決めているわけですから、美味しくないわけがありません。
私は悩みに悩んだ結果、
部位:T-BONE
焼加減:レア
にてPhillip's foote(フィリップスフート)を楽しみました。
肉を購入する場所にはサラダやパンなども有りましたが、基本的に肉しか食べたくないので肉のみで食べ進めましたが、万が一パンやサラダに興味がある場合はチェックしてみてください。
オージービーフはグラフフェッドといって牧草を食べさせて育てます。日本の牛肉のように穀物を食べさせて育てるよりも(グレーンフェッド)、脂肪分は付きにくいのですがその分独特の風味が付加され、それが肉のおいしさとなります。
オーストラリアでは是非日本ではあまり流通しないグラスフェッドの牛肉をしこたま食べましょう。
もちろん、複数人で利用している人たちが多数ですが、私以外にも一人で利用している人もいましたので、気軽に・一人で・ステーキ。という体験を是非してみてください。
とにかく「自分で焼ける」という点が、ひとりご飯の楽しさを倍増させます。職人的に火の入れ方を見極める。というシチュエーションも勝手に作ることが出来ますし、なにより自分で焼いたらなんどか美味しいです。
一人でさみしくご飯ではなく、一人で楽しくご飯しましょう。