超人気ラーメン店、博多一風堂。
その限定メニューが空の上で食べることが出来るのをご存知ですか?ANAと一風堂が共同開発している、機内限定でしか食べることのできない一風堂のラーメンがあります。
結論
- 国際線搭乗時にエコノミークラスより上のシートクラスだと一風堂のラーメンが食べられる。
- ビジネスクラス以上は、とんこつラーメン or 味噌ラーメン
- プレミアムエコノミークラスはミニカップラーメンの鶏豚そば
- 一風堂のラーメンをコンプリートしたいなら、ANAの上位クラスシートに載らないと達成できません。
ANAのビジネスクラス以上で提供される、機内限定の一風堂メニュー。
日本国内に留まらず、世界にも進出している一風堂ですが、ANAの飛行機の中でも一風堂のラーメンを食べることが出来ます。
しかも、食べることが出来る!というだけではなく、提供されるメニューは一風堂とANAの共同開発によるオリジナルメニューということですので、機内限定のレア度の高いラーメンとなります。
ただし、すべての国際線で食べられるわけでは無く、路線とシートクラスで限定されています。
ビジネスクラス以上のシートクラスで、オリジナルとんこつラーメンと味噌ラーメンを食べることが出来ます。
新たに開発している理由は、飛行機内の環境と国をまたいで移動するという特殊な状況に置かれているため。
一風堂のラーメンは、そのままでも美味しいのにわざわざ共同開発する理由は、主に2点あります。
一つ目の理由は、飛行機内の環境による制限。
飛行機内は、地上とは異なり圧力が低い状態にあるため、水の沸点が低く約80度ほどで沸騰してしまいます。
そのため、通常のラーメンの仕様だと料理が不可能だったりするため、低気圧に合わせた調理が求められます。
↓飛行機内の気圧は富士山の4合目の高さと同じともいわれています。
この気圧が低いことは機内食が美味しくない!と感じる理由の一つとしても有名だったりします。
↓機内食がおいしくない。と感じる理由もまとめています。
二つ目の理由は、国が変わると持ち込み禁止の品などの制限があるため。
二つ目の理由も、飛行機という特殊な空間だからこそ起こる問題です。
目的地である「外国」に、持ち込めない品があったりするので通常のラーメンを提供するわけにはいかない。という理由も有りました。
力の源カンパニーの河原成美CEO(最高経営責任者)は「米国は食品に関する当局の輸入規制で、肉エキスが使えなかった」と理由を述べた。
出典: Aviation Wire
肉エキスが使えない!というまさかの輸入規制からくる理由があり、オリジナルメニューの開発をしなければならなかった。という訳です。
プレミアムエコノミークラスでは、カップラーメン型の一風堂ラーメンが食べられます。
機内でラーメンとして食べることが出来るのは、前述した路線及びシートクラスですが、カップラーメン型の一風堂メニューは少しハードルが下がります。
ビジネスクラスの一つ下のシートクラスである、「プレミアムエコノミークラス」にてミニサイズのカップラーメン一風堂を食べることが出来ます。
「柚子香る鶏豚そばスープ」
・対象クラス:ANA国際線プレミアムエコノミー
・対象路線:日本発着のヨーロッパ、バンコク、シンガポール、インド路線※
(※北米、メキシコ、シドニー、ジャカルタ、クアラルンプール路線を除く)
出典:ANA プレスリリース
機内で食べることのできるミニカップラーメンといえば、JALの「うどんですかい」が有名です。(ラーメンではなく、うどんですが)
以前はANAも「とびっきりおうどん」といううどんメニューで対抗していましたが、
既にうどん戦争からは撤退しています。
JALの「うどんですかい」が有名になってしまっているので、方向性を変えて、「らーめん」としたのは非常に良い判断だと勝手に思っています
一風堂のラーメン全種類を食べきりたいのであれば、ANAの国際線上位クラスシートに搭乗しないとコンプリート出来ない。
仮に、一風堂のファンですべてのメニューを食べたいんだ。コンプリートしたいんだという人がいた場合、この難易度は他のラーメン屋と比べ遥かに高い壁があります。
それは、ANAの国際線にてビジネスクラスに乗らないと食べられないメニューが有るからです。
コク極まる味噌「大地」
対象路線
日本着 :北米路線
日本発着:ジャカルタ線
空の上のトンコツ「そらとん」
対象路線
日本着 :北米路線
日本発着:欧州路線・バンコク線・シンガポール線
柚子香る鶏豚そばスープ
対象クラス:ANA国際線プレミアムエコノミー
対象路線:日本発着のヨーロッパ、バンコク、シンガポール、インド路線※
(※北米、メキシコ、シドニー、ジャカルタ、クアラルンプール路線を除く)
わざわざラーメンを食べに行くのに、飛行機に乗って北海道に行くのはドラえもんのスネ夫家族ですが、
この一風堂コンプリート修行は、それを上回る国際線ビジネスに乗ってラーメンを食べるという、最高レベルの贅沢な行為だと思います。
味噌にはバターがついてきます。パンにつけるバターのあまりだったりするのかは謎です。