愛知県を中心とした東海エリア出身の方とラーメンについて話していると、かならず出てくるお店があります。それがスガキコシステムズ株式会社が展開するラーメンチェーン「Sugakiya(スガキヤ)」です。
このスガキヤはショッピングセンターのフードコートなどを中心に展開しており、その値段の安さや席のゆったり具合もあいまって、家族連れにも広く愛用されています。
すなわち、東海の人からすると「幼き日から食べてきていますよ、スガキヤは。」というレベルのお店となります。
スガキヤでラーメンを食べつくしておけば、東海地方出身者とはひとまず一話題作れることは間違いありませんので、出張飯として食べてみることをおすすめします。
スガキヤはとにかく安い。恐ろしい価格設定は利用する側が不安になるほど。
愛知県名古屋市栄からスタートしたスガキヤですが、初めて利用する際に驚くのは、圧倒的な値段の安さだと思います。
出典:スガキヤ公式HP
- ラーメン 330円
- 玉子入ラーメン 380円
- 肉入ラーメン 430円
今時、330円でラーメンが食べられるお店は一体どれほどあるでしょうか?しかもテナント料が高いであろうフードコートで実現するなど、これは驚異です。
もちろん、販売価格が安価ということは原材料にかけられる値段も必然的に安価になります。
昨今のラーメン屋では、こだわり抜いて作ったスープに、これまたこだわり抜いた麺を使用し、1,000円は余裕で超えてきます。というお店も多くなってきていますが、
スガキヤのラーメンはそれらの店と目指しているベクトルが異なります。
魚介ベースのとんこつ味はこだわり抜きながらも安価であることを良しとしており、その姿勢が長年地元の人たちに愛されている理由なのかもしれません。
スガキヤといえば「ラーメンフォーク」もはやラーメンを食べに行っているというよりラーメンフォークを見たいがために利用しているといっても過言ではない。(個人的感想)
スガキヤはその親しまれる味と共に代名詞となっているモノがあります。
それが「ラーメンフォーク」
スガキヤを利用したことが無い人からすると、ラーメンフォークと聞いてもイメージ付かないと思いますが、
フォークとスプーンが一体化したもの。
とむしろ説明を聞いたほうがわかりづらいと思うので、実物を見てみてください。
Q.”ラーメンフォーク”って何ですか?
A.”ラーメンフォーク”は、スープを飲むための”スプーン”と麺を食べるための”フォーク”が合体した食器で、店頭で提供する商品に添えさせていただいております。
そもそもラーメンフォークは、昭和53年、弊社先代社長「菅木周一」により考案されました。毎日大量に捨てられる”割り箸”を見て、環境保護と経費削減を目的に開発されました。
出典:スガキヤ公式HP
このラーメンフォーク、個人的には非常に使いづらいのですが他の人はどう思っているのかが非常に気になります。
いつも利用するときが一人なので感想を聞くことも出来ないので、、、フォークで麺がうまく取れないんですよね。
ラーメンフォークは実は新ラーメンフォーク、2007年にモデルチェンジを行って現在の形になっています。
ラーメンフォークは実はモデルチェンジ後の姿で今の姿となっています。
元々は、1978年(昭和53)に初お目見えした時は異なる形状でしたが、2007年に左手の人も使いやすいようにユニバーサルデザインに変更されたようです。
また、麺の食べやすさも向上させるためにフォークの先は3本から4本に増加もしています。
↑右側が旧ラーメンフォーク、左側が現在のラーメンフォーク
といっても、先ほどもお伝えしましたが私は新型でもなかなかうまく食べることが出来ない。
一応デザイン性が認められて、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の売店でも販売されていると言われていますが、私はこの目で確認するまでは信じません。
愛知発のラーメンチェーン・スガキヤを味わえるお店は結構広範囲。見かけたら食べてみると東海地方の人とは話が盛り上がる。
名古屋栄から生まれたスガキヤですが、現在では愛知県だけではなく多くの府県にて食べることが出来ます。
出典:スガキヤ公式HP
- 愛知
- 三重
- 岐阜
- 静岡
- 石川
- 福井
- 滋賀
- 京都
- 大阪
- 奈良
- 兵庫
東海、北陸、関西地方では多くのエリアで食べることが出来ますので、この辺りに出張した時はチャンスです。
スガキヤが好きかどうか。ラーメンフォーク使いにくい。定番のメニューは。などと言った話題はかなりの高確率で東海エリアの人とは盛り上がることが出来るはずです。
食事すらも仕事につなげてしまうのは、ビジネスパーソンの鏡。
楽しみながら食べてみましょう。