出張の楽しみといえば、出張先でのご当地グルメ。特に私はその土地その土地の肉料理を食べ歩いています。香川県での「肉」を堪能してきました。
香川県といえば「うどん」が有名ですが、夜の飲みのお供といえば骨付鳥という食べ物がこれまた有名です。この骨付鳥は香川県丸亀市発祥の食べ物ですが、高松市の飲食店でも多く供給されてますので、各都市で楽しめるメジャーな食べ物になっているといえます。
香川県名物の骨付鳥とは?
骨付鳥はかなり味付けの濃い料理です。これを貪り食いながら飲むビールが最高という事ですね。若い人ならこの濃い味付けを利用して一切れでご飯丼一杯食べきるなんてこともできるかもしれません。
骨付鳥(ほねつきどり)は、鶏の骨付きもも肉を焼いた香川県丸亀市のご当地グルメ
塩とコショウとニンニクで下味付けした鶏もも肉を焼いたもので、丸亀にある居酒屋「一鶴」の創業者(近藤定市、田鶴子夫妻)が、ハリウッド映画に出てきたローストチキンをヒントに1953年から売り出した。その後、一鶴が横浜市、大阪市に進出し、うどんに次ぐ香川県の名物として注目されるようになった。一鶴以外にも居酒屋のメニューとして取り入れられることが多く、テイクアウトで提供する店もある。
Wikipediaより引用
面白いのは、親と雛という二種類の用意があり、それぞれ特徴が違うので好みが分かれる所です。
親と雛の特徴は以下
親(おや)
おや鳥は、独特の食感と噛めば噛む程にその旨味を感じることが出来る通(通)好みの味です。
雛(ひな)
ひな鳥はパリッと仕上げた皮面と、柔らかくとてもジューシーな味わいが特長で、骨付鳥初心者の方にもオススメです。
※蘭丸というお店にあった案内文です。
スパイスとニンニクでのジャンキーな味付けが楽しみな骨付鳥ですが、最大の楽しみといえば、親と雛の食べ比べに有るといっても過言ではありません。同じメニューなのに、鳥の生育期間によって味がこれほどまでに変わるのか!!となることは間違いなしですし、「俺は親だな」「いや、雛がうまいでしょ」みたいなありがちな会話が必ず生まれ、お酒の席が盛り上がるのも非常に良い食べ物だと言えます。
おやもひなも同じ値段なのはおかしい問題
で、そこで毎回話題になるだろう話が、「おやとひな同じ値段だとおかしい」問題です。というのも、諸説ありますが、どう考えても、おやは廃鶏だと思うんですよね。
廃鶏と書くと非常に語感が悪いですが、本当は卵を産み続けてくれた頑張った鳥です。年齢とともに、卵を産む確率が悪くなったり、卵自体の殻が薄く脆くなってしまうため、役割を終えたという事で処分されます。
鶏肉だけでなくすべての肉は若い個体と年老いた個体を比較すると、若い個体のほうが柔らかく重宝されます。まさにこの鶏肉も一緒で、現在で言うと廃鶏は固くてそのままの食用には適さないものとして価値が低いとされています。
ただ、年とともに鶏肉内に旨味成分の一つであるグルタミン酸が増加しているといわれています。という事で、この廃鶏とされている「おや」は固いですが、噛めば噛むほど旨味が出てくるわけです。
これが好みで「おや」を好む方も多数います。
おやは廃鶏でない派閥もいるが・・・
おやは廃鶏でない!!といっている場合もありますが、私にはわかりません。
ただ、一般的に考えて専用で育てた鳥だと言うならば、それであれば長期間飼育するコストが販売価格に転嫁されなければつじつまが合わないのではないかな?と思います。
食べ歩いてみると、どの店でもほぼ、おやとひなは同じ値段です。
おやだけ長期間生育するとするならば、今度はひなの価格がかなりの高利益率だという事になります。
ただ、同程度の肉量のから揚げなどが全国で同価格帯で食べられるような事を考えると、ひなの価格は一般的だと推測できます。
という事は、おやの原価が安い。つまり廃鶏の可能性が高いと勝手に思っております。
細かいことはどうでもよくてうまさ対決
おや
鶏肉界のするめ。噛めば噛むほどに味が出てくるいぶし銀。肉は固いので、歯に不安がある人、顎関節症の人にはお勧めできない。お店の人の話では関東の人はこちらのおやを好む傾向にあるとのこと。根拠は無いと断言されていた。
ひな
若いっていいね。肉汁が溢れ出ますから。かなり濃い味付けもこの肉汁で中和されます。噛みしめると消えてしまう儚さは、もはや青春。口の中で思い出す淡い思い出。
と、適当なことを書きましたが、本当におやとひなは好みが分かれます。
個人的にはおや一択。おやをガシガシ食べるのが骨付鳥の楽しみ方だ!と勝手に周りには勧めています。ひなは歯がガタガタになってから喰えばいいのだと思ってます。
お店選びはクレジットカードのコンシェルジュに頼んでみました。
通常、骨付鳥といえば、発祥元のお店でもある「一鶴」が超有名店です。ただ、何度も食べていると他の店も堪能してみたいな。。。と思い、クレジットカードのコンシェルジュに「骨付鳥のおいしいお店をピックアップして欲しい」とオファーを出しました。
コンシェルジュの人もいろいろと調べてくれたようで、今回は「蘭丸」というお店にて骨付鳥を楽しみました。非常に満足度高かったです。一緒に食べに行った部下も満足してましたので。
電話一本でリサーチと予約までしてくれる、この機能は再考です。
クレジットカードのコンシェルジュ昨日は確実に使ったほうが良いなと改めて認識しました。
まとめ
- 年をとったらとったなりの良さがあることを理解した今日この頃。
- 個人的にはおや一択。ただ、これは好みが分かれるから楽しいのも事実。
- 出張先のご飯はコンシェルジュサービスを利用してリサーチ及び予約が良い。
【参考情報】
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