出張族にとっての最大の相棒とは何でしょうか？
荷物を入れ常に一緒に移動するスーツケース？
移動やホテルでの空いた時間を埋めてくれるタブレット？
毎度ご当地で楽しむおいしい食事、お酒たち？
全てが出張族には大事な要素ですが、これらを上回る最大の相棒がいます。それはビジネスホテルです。
日経ビジネス社のビジネスマンアンケートが面白い
このビジネスホテル達が日本全国で待っていてくれるので、私たちは安心して日本全国出張することが出来るわけです。
多くのビジネスパーソンごとに好みのビジネスホテルグループがあると思います。
そこは否定をしません。
ポイント重視の方もいれば、朝食重視の方もいる、夜に入る屋上のお風呂を最大の楽しみしている人もいるでしょう。それはいいのです。どのビジネスホテルが上とか無いのです。
しかし、この度日経ビジネスを見ていたら、面白いデータを発見しました。
日経ビジネス社が行っているアンケート企画にて
ビジネスパーソンに聞く 後悔しない航空＆ホテル 5,000人満足度ランキング
という、どこかで聞いたような企画がなされていました。そのビジネスホテルでのランキングに違和感を感じるのです。
↓日経ビジネス社のビジネスパーソンに聞く 後悔しない航空＆ホテル 5,000人満足度ランキング結果。
出典：日経ビジネスwebアンケート
ビジネスホテル部門の第一位は「カンデオホテルズ」というホテルグループでした。
・・・カンデオホテルズ、私知らない！！
日々出張に明け暮れ、5年間で1,500泊近くの出張をしている私が知らないホテルグループが一位を取るなんて、これは完全に私の勉強不足です。
これまで多くのホテルグループに宿泊してきましたが、宿泊したことないホテルグループが一位という事は、単純に私の出張生活、無駄をしているという事になります。
もっと輝いた出張生活があるのかもしれない！！と考えてしまいます。早速カンデオホテルグループを調べてみました。
ちなみに日経ビジネス社の調査は以下のように行っています。
■データ内容
・回答数は各調査、5000人強。
【調査概要】
日経ビジネスオンライン読者にメールでウェブ調査への回答を依頼。過去3年間に利用した航空会社（エアライン）について、「サービス（客室乗務員の対応など）」「座席」「運航の安全性・正確さ」「路線ネットワークの広さ・所属しているアライアンス」「コストパフォーマンス・マイレージ」の5項目、ホテルについては「客室」「共用部（ロビー、ビジネスフロア、大浴場など）」「接客サービス（コンシェルジュ、フロント、飲食部門など）」「コストパフォーマンス」の4項目を、それぞれ「非常に満足（＋100点）」「満足（＋50点）」「普通（±0点）」「やや不満（▲50点）」「非常に不満（▲100点）」で採点。この他、エアライン・ホテルを選ぶ基準、LCCの利用実態、エコノミークラスの品質への感想、1年平均での国内線・国際線の利用回数、ファースト・ビジネス・エコノミーそれぞれのクラスの利用度、回答者の年齢、勤務先の業種・従業員規模・職種・役職などについて聞いた
調査時期 ： 2017年8月24日～9月3日
回答者属性 ： 日経ビジネスオンライン読者かつ役職が「係長・主任クラス以上」
調査対象 ： エアライン 65社
ホテル・シティホテル（63カ所）
ビジネスホテル（39チェーン）
調査対象企業名は、こちらのpdfをご確認ください。
調査方法 ： Webアンケート調査
調査企画 ： 日経ビジネス
調査委託 ： 日経BPコンサルティング
5,000人ものビジネスパーソンにアンケートを取っているのですから、サンプル数としては十分です。ビジネスパーソンから支持されているホテルなのでしょう。
やはり私が知らなかっただけですね。
アンケート項目に上がっていたビジネスホテルチェーンの一覧はこちらになります。
| アパホテルズ＆リゾーツ | ホテル ウィングインターナショナル |
| ヴィアインホテルチェーン | ホテル１－２－３ |
| カンデオホテルズ | ホテルグレイスリー |
| グランビスタホテル＆リゾート | ホテルニッコー＆JALシティ |
| 京急EXイン | ホテルビスタ |
| サンルートホテルチェーン | ホテルマイステイズ |
| スーパーホテル | ホテルメッツ |
| 東急 スマイルホテル | ホテルモントレグループ |
| 住友不動産ヴィラフォンテーヌ | ホテルリブマックス |
| 西鉄イン | ホテル京阪チェーン |
| ソラーレホテルズアンドリゾーツ | 法華クラブグループ |
| ダイワロイネットホテルズ | 三井ガーデンホテルズ |
| チョイスホテルズジャパン | ユニゾグループ |
| 東急ステイ | リソルホテル＆リゾート |
| 東急ホテルズ | リッチモンドホテルズ |
| 東横イン | ルートインホテルズ |
| ドーミーイン | ワシントンホテル |
| ハートンホテル | ワシントンホテルプラザ |
| 阪急阪神第一ホテルグループ | R＆Bホテル |
| ベストウェスタンホテルグループ |
多くの有名ビジネスホテルグループが並んでいます。これらを押しのけて一位を獲得しているわけですから、実力は本物といえそうです。
各種メディアにも取り上げられていたようです
興味が沸き調べてみると、やはり私が不勉強なだけのようです。多くのメディアに取り上げられています。（正確に言うと取り上げられ始めてます）
これを見ると、以前から日経ビジネス社のアンケートではランク上位の常連でしたね。2012年から表彰を受けてます。
反対に、その他のビジネスホテルランキングにて名前が挙がってこない事が発見遅れの要因となってます。
例えば楽天トラベルが主催している朝食ランキングの都道府県別の結果の中にもカンデオンホテルは入賞もしていません。朝食がおいしいホテルという評価が高いのに不思議な状況です。
ファーストステージ｜朝ごはんフェスティバル(R) 【楽天トラベル】
その他、雑誌のアンケートやwebサービスのアンケートなどでも上位に挙がっている事は無いです。通常こういった偏りが大きく出ないための調査です。これだけ偏りが出るという事は他の会社が実施しているアンケートに、そもそもカンデオホテルズの名前が書いてないなどの根本的な問題点がありそうな気がしてきます。
とにかく理由はわかりませんが、日経ビジネス社のアンケートだけでの常連なので、発見が遅れてしまったと思います。
その他のメディアでは、
がっちりマンデーでも取り上げられたようです。
内容を少し紹介させていただくと、
- シモンズのベッドが良い
- 朝食のビュッフェが良い
- 立地戦略としては半導体工場の近く、出張族が多い。
- 立地戦略その2としては田舎。土地が安いのでサービスに金をかけられる。⇒その後、都市部への出店戦略に切り替えてるようです。
- 客室は15㎡が基準ダブル、ツインがメインの部屋
- 家具はオリジナル
といった点が紹介されています。
地上波での紹介はかなり強力ですし、一般化している表れでもありますね。こういった露出で認知のキャズムを超えて一般化していくことは多くあります。そのタイミングに差しかかかっているのかもしれませんね。
カンデオホテル自体が売りと宣言しているのは
カンデオホテル独自の3Bスペックという基準があるようです
Bath：大浴場、水風呂、サウナを完備する最上階スカイスパ設置
Breakfast：60品目以上日替わり、健康朝食ビュッフェ
Bed：全ての客室でシモンズ製ベッド
という事ですから、ビジネスマンには嬉しいポイントをかなり抑えているといえます。
カンデオホテルグループはどこにあるのか？
※2017年11月 【公式】CANDEO HOTELS カンデオホテルズ
元々の立地戦略が地方都市、工場周辺という事もあり、なかなか見ないところに地方ではホテルが多いです。亀山とか佐野とか私の仕事範囲だと年間2回ぐらいしか行きませんので知らなくても当然なのかな？という気になってきました。
反対に茅野、熊本、福岡、博多、松山等の都市は複数行くので機会をしっかりと作って宿泊及びレビューしたいなと思います。
カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント - Wikipedia
今後の出店予定を見ると、 これまでの立地戦略とは変わって、都市部での出店を精力的に行うようです。
元々は、ターゲットを絞り(半導体工場の近く、出張族を狙い) 土地が安いというアドバンテージをサービスに転嫁させ、そこがストロングポイントになっていた同ホテルですが、都市部出店の勝算は有るんでしょうか？気になるところです。
まとめ
- いつの間にか、ビジネスホテルNo.1の座はカンデオホテルになっていた様子
- 日経ビジネス社調べでは高頻度の登場。今後は他の媒体にも出てくるのかが気になるところ。
- ビジネスマンのツボを押さえた3Bは魅力的。
- 出張族を自認するのであれば、宿泊せねばと燃えております。
↓JALの航空券をJAL HPで買うのは損です。3クリックで得します。
出張族なら必ず知っておきたい情報
↓全く関係ないデルタ航空のマイルがもらえます。
デルタマイルをこっそりゲットしてください
↓JALカードが作れない人向けの記事
クレジットカードの審査に落ちる人も見てください。
↓クレジットカード、マイル、出張についてなど書いてます。是非登録ぽちっと。
