ゆらゆら。まったり。

出張をより楽しくするための情報サイト。ご当地グルメから元祖・発祥グルメのお店、飛行機のマイル情報から、お得な宿泊予約方法などをお伝えします。

特典航空券売買のあおりでしょうか ANAはルール厳格化の流れです

ANAもJALも特典航空券にて航空券を手配できる人の適用範囲が決まっています。最近この適用範囲の確認が厳しくなっているようです。

私の周りでも、「妹(特典航空券利用で飛び立つ)との関係性を証明してください。」といわれた案件があります。以前は普通に搭乗できたのに・・・と困惑しておりました。

 

個人的な見解ですがこれは最近悪さをしている人たちが多くなってきたからだと考えています。ルールの隙間を縫うような事をする人が増えると、ルールは厳格化、厳しくなっていきます。悪い人たちに合わせてのルール改正にならないことを祈るばかりです。

f:id:salesconsultant:20171109001829j:plain

 

特典航空券利用のルール

マイルがあるからといって全ての人の航空券を手配できるわけではありません。

ANAでは基本的に、事前に特典利用者登録した2親等以内の家族が利用できるとなっています。注意点としては、自分の2親等以内の親族だけでなく、結婚や同姓パートナーがいる方はその人たちの2親等以内の親族でも特典航空券の手配はOKです。

↓公式HPから引用

会員ご本人様、会員の配偶者・同性パートナーおよび2親等以内のご家族がご利用になれます。
※事前の「特典利用者登録」が必要です。

f:id:salesconsultant:20171108234221p:plain

でもこの上の図にいる人たちとの「関係性」を証明してください。といわれても難しくないですか?

例えば私には兄弟がいますが、その兄弟のために特典航空券を手配してあげたとします。その兄弟が飛行機搭乗の当日に空港に行き、カウンターでチェックインしようとしたらスタッフの方にこういわれるのです。

「関係性を証明できるものを提出してください」

どうでしょうか?兄弟だと証明できるものを提出できますか?私はたぶんですが無理です。そして飛行機に乗れなかったりするのです。

なぜルール適用が厳格化されてきたのか?

なぜ最近、このルールの厳格適用がなされてきたのでしょうか?私見ですが原因は「特典航空券の売買」にあると思います。

特典航空券の売買?と思われた方。。。正常です。本来ならば売買してはいけないものです、しかし、ヤフオクなどを見ると簡単に見つけることが出来ます。

ANA特典航空券

一時期、ヤフオクには「ANAの国内線を格安で販売します。」という商品が多数出品されていました。

これはどういうことなのかな?と中身を詳しく見てみると、結局は2親等以内の親族だと虚偽の申告を行い、特典航空券を取りますよ。というものでした。

これ、当たり前ですが違法です。

どうしてこのような商品が出てきたかというと、陸マイラーが貯めたマイルのマネタイズ手法でしょう。

マイルはお金ではありません。現金にするにはそのためのルートを持っていないといけないです。この特典航空券販売はだれでも思いつく稚拙かつ、他の利用者にも不利益を被らせる最悪の方法だと思っているのですが、一人がやりだすと模倣犯が多数出現しておりました。

ちなみに、この記事を書いている2017年11月8日時点ではヤフオクを見ると、上記の手法を霧散しています。もう出品されていないですね。

ANA側が対策を取ったのでしょう。つまり冒頭申し上げた通り、親族なのかどうかの確認を強化したと推測できます。個人的見解だと最近のルール強化はこの販売が原因だと思っています。

 

UA特典航空券

ANAでの特典航空券販売は見ることが無くなりましたが、今度は手法を変えてユナイテッド航空(UA)マイルを用いた、ANA国内線特典航空券の販売がなされています。

マイル利用界隈では有名な話ですが、ご存じない方のために少し説明しますと、

ANAの国内線を特典航空券で取る場合、ANAマイルを利用する場合は2親等以内の親族と制限があります。

しかし、UAマイルにてANAの国内線特典航空券を抑える際にはこの定めが無いです。現時点では親族では無くても特典航空券にて航空券を手配することもできますし、確認されるようなことも無いです。(しかも、ANAマイルでの手配より必要マイル数もすくないという神仕様!)

という事で、今はヤフオクにて「UAマイルで特典航空券取ってあげるから、金払えや」という出品が多数出てしまっています。

f:id:salesconsultant:20171109001400p:plain

これは、ANAとUAに限った話ではなりません。

同様の事がJALとブリティッシュエアウェイズ(BA)にて起こっています。やはりこれも、JALマイルだとマイルも必要だし二親等以内が必須ですが、BAのマイルなら全く問題なく利用できます。

制度改悪に一直線のはず

こういった使い方はUA側だって、ANA側だって想定していないはずです。そもそもマイルを貯めたら自分のために使えますよ。という制度のはずなのに効率よくマイルを貯めて自分では消化できないので、売りに出しますという事は考えていなかったと思います。

いくら今のルールブックでグレーだとしても、こういった活動を続けていく先には、制度改悪が待っているはずです。結局、被害を被るのは真面目に飛行機を楽しんでいる人たちになってしまいます。

 

やっぱり目立たせたらダメ

UAやBAのマイルの利用方法は目立たせたら本当はダメです、多くの人が気づいて活用すればするほど、制度の寿命は短くなる可能性が高いです。やはりヤフオクなどで販売されていても購入しないことが重要でしょう。マネタイズできないと気づけばその手法はすたれていくと思いますので。

本音を言うとあまり目立ちすぎると、私がBAのマイルで釜山にてカジノで遊んだり、ちょっと海鮮食べに行こうよ!とか言っちゃって、ほぼ無料で函館旅行にふらっと人を連れて行ったり、日本各地のラウンジを堪能するために意味もなくBAマイルで休日に飛行機に乗る。みたいなことが出来なくなるのが嫌なんです!とは口が裂けても言えないですけどね。

 

まとめ

  • 悪い人が湧いてきたらその業界はもう終わり
  • 出来るだけ長くマイルで遊びたいので、やはり真っ当に取り組むことが重要。
  • 自分が自分がというのはダメと言いながら、私の釜山カジノルートが閉ざされることだけ気になるという小物ぶり。

\ Follow me!! /