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JALメタル チタン製カード 購入とか原価とかをちょっと考えてみる

JAL メタルカードを狙って日々活動しています。

が、ネットオークションを見てみると、狙っているチタン製のJALメタルカードが出品され、落札されておりました。

ちなみにJALメタルのチタン製カードは個人に贈られるものなので、獲得した個人の名前が記入されているわけですが、マニアの人には別にそれでも構わないのでしょうね。結構な高値で落札されてまして、マニア道の奥の深さを痛感しております。

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 一体いくらでメタルカードは落札されていたのか?

一体オークションにて、いくらで落札されていたのか?これは結論を書くとなんと「20,000円」です。他の人の名前が刻印されたカード、これ単体では何も役に立たないカードにつけた金額としてはかなりの高額だと思います。本当に収集目的ですよね。

どれほどのプレミアムが付いたという事なのか?

これ、単純なチタン合金との金額比較をしたとするならば、一体どれほどの付加価値が付いてると考えられるのでしょうか?という事で、興味本位で調べてみました。

カードサイズから質量を求め、そこから原価を出していく

体積を求める

まずメタルで得られるチタン製のカードですが、これは他のクレジットカードや、JMBのカード達と同じサイズだとおもわれます。なぜならこの手のカードのサイズは、正確な規格が用意されておりそれに準じているだろうと考えられるからです。

多くのカードが「ID-1」という国際規格にて、

【縦53.98mm 横85.60mm 厚さ0.76mm  角の丸みの半径を3.18 mm】

と決まっているようですので、これに準じてカードのサイズとしました。それにしてもこのカードサイズに対しての国際基準が有る事なんて知らなかった。

ISO/IEC 7810 - Wikipedia

ID-1は、

大きさが 85.60 × 53.98 mmであり、銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどに採用されている。今日では多くの国で自動車運転免許証のサイズとしても使われている。また、会員証のプラスチックカードなどもこのサイズが多い。この形状は、縦横が黄金比になっている。

という事で、サイズが分かったのでこれでカードの体積が求められるようになりました。

 

次に

チタンの比重

純チタンなのかチタン合金なのかによってわずかですが数値が変わると思います。

飛行機に使われているチタンについては、

航空機用チタンは,機体用には純チタン,エンジン用には Ti-6Al-4V 合金を主体としたチタン合金が使
用されており,航空機の低燃費化に伴い需要が拡大している。

〔新 日 鉄 住 金 技 報 第 396 号〕より

上記文献を参考に見てみると、機体とエンジンでチタンが違うようですね。我らがメタルカードに使われているチタンはどちらなのかが問題です。

他の人のブログやWEBサイトを複数見てみると

航空機のエンジンに利用される素材

と表現している事が多いですね。それ以外の話は出ていないので、もしかしたらメタルカードを配布するときの案内文などにこのような文面があることが推察されます。ということで、エンジンと同じ素材であれば「チタン合金」が使われているはずです。

チタン合金の比重は以下↓

【チタン合金 Ti-6Al-4V 4.43】

とのこと。これで比重まで完ぺきに抑えてます。

最後に

チタン合金の1g当たりの価格

正直これが一番わからない。なぜなら一般的に売っているものでないから。購入の際にはインゴットで購入し、買取るときには切りくずのようなものでも買取るのでどの数字があっているのかよくわからん。どの数字が購入できるものなのか読み解くのに非常に力を使いました。そして、結果、よくわからず。

仕方ないので、今回は、↓のサイトを参考にさせてもらった。インゴットではなく既に加工後の材料としての価格なので、この姿になるまでの加工コストを考慮しなくてよいのかなと考えたため。

http://www.matex.co.jp/titan/b153sheet.html

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結果・・・1gあたりの価格は、約47円にて検討することに。

(必要な厚みが最終的に0.76mmなので板厚0.8mmを選択。そして材料歩留りは無視して一枚だけ作るとして一番小さいサイズのW330×L300にて試算。)

メタル取得でのチタン製カードの原価を考えてみる。

まずは、体積。

求め方は、「縦×横×厚さ」 これでよいことは分かっている。どうしようかなと思ったのが、角の丸みの部分。 角の丸みの半径を3.18 mmと規定されているだから、計算しようと思えば正確な体積が出せる。

のは、分かっている。どうしよう。面倒だな。。。という事で角の丸みの部分は考慮しないことにした。

体積を求めた後に、比重をかけて質量を出す。

約15.5gという計算結果になった。角の丸みの部分無視してるから、切上げじゃなくて切り下げをしてしまいます。⇒約15gがカードの質量となりました。

 

 

 

チタン合金1g当たりの価格は約47円とした訳ですから、

原材料代金を計算してみると、705円にしかならない。

705円か・・・安いですね。

ここに加工代金等を加味してみますが、板を買ってきて(←ここまでは加工費込み) 

(ここから妄想)そこからマシニングセンタのようなもので削って、柄を入れて表面をきれいにして、最終磨き上げたとしてどれほどのコスト・・・わからない。でも大量に作るならコスト押さえられるはず。仮に一枚3,000円(←根拠なし。)かかったとしても合計約4,000円。

・・・ごくり。20,000円ってすごい付加価値ついてますよね!

他の金属製カードの重さは?

推測で考えてきましたが、体積が一緒ならば他の金属製カードの質量も近しい値になると思います。数字的なものが正しいかを見るためにも少しチェック

LuxuryCard:約21g

American Expressプラチナ・カード:約19g

とのことです。

通常のプラスチックのカードが約5gとのことですので、どちらも4倍ほど重いようですね。

上記二つのクレジットカードはチタン合金ではなく、表面の金属はステンレスを使っています。ステンレスの比重は7.7~7.9らしく、それにカード体積をかけてみると、当たり前ですがチタン合金よりも重量は増してきます。表面に張っているステンレスの厚みが分からないので何とも言えませんが、JALメタル・チタン製カードを重量で超えてくるのは正しそうです。

↓American Expressプラチナ・カードについて書いてます。

悪い人がいたとするならば 

加工して販売していてもわからないですよね。だって、メタルのチタン製カード見たことある人ほとんどいませんから。仮に一枚20,000円でオリジナルを購入したとして、それを見本に作ったとしても、需要があるのであれば元は取れそうな気がする。

キーワードの検索予測ツール aramakijake によると、

「JAL メタル」の月間推定検索数 Yahoo! JAPAN 252 Google 232

こ、これは!!需要無いな。

ということですので。あまり興味がある人が少ない分野なのかも。ならば、偽物作ってもお金儲けは出来なそうですね。あしからず。

まとめ

  • メタルでのチタン製カードの原価は勝手に約4,000円と決めました。材料費だと700円程。
  • 偽物を作ったとしても需要は無さそう。設備投資に対してのリターンはもちろん見込めない。でも設備がある人なら遊びで出来そう。でもしちゃだめ。
  • 本物が欲しい

 

 

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